町民手踊りなど催し多彩 27日に夏まつり タイムスケジュール発表

 気仙の夏祭りのトップを切る住田町夏まつり(同実行委主催)は27日(土)、世田米の農林会館前などで開かれる。タイムスケジュールがこのほど発表され、今年も芸能披露やミニコンサート、五葉山火縄銃鉄砲隊の演武といった企画に加え、町民手踊り、福引き菓子まき、打ち上げ花火など、各種催しで盛夏の夜を盛り上げる。(清水辰彦)

 

 今年の夏まつりは午後3時45分に、鳴瀬太鼓によるオープニングイベントで幕開けする。開会式後には世田米保育園児の踊り、世田米中と有住中が統合して本年度誕生した住田中学校生徒によるソーランが披露される。
 引き続き、町内外の団体らによる大正琴演奏、ライブ、ダンス、郷土芸能披露などに加え、五葉山火縄銃鉄砲隊による隊列行進・演武を予定。
 午後7時20分からは町民手踊りも繰り広げられ、会場で輪になって住田音頭などを踊る。手踊りの参加者先着250人には、すみっこうちわがプレゼントされる。参加は午後3時45分から同7時15分まで受け付ける。
 豪華景品が当たる「福引き菓子まき大会」の子ども部門は同5時15分、一般部門の菓子・餅まきは同7時45分から実施。
 このほか、同5時25分からはすみっこの○×クイズ大会も予定。フィナーレを飾る花火大会は同8時30分からを予定し、同9時に閉会する。
 関連行事としては、午後4時からスラックライン体験や五葉山火縄銃鉄砲隊サムライ体験、同6時から子ども灯りも行われる。会場には同3時30分ごろから閉会まで、各種屋台も並ぶ。
 同町の夏まつりは昭和中期、世田米を流れる気仙川に架かる昭和橋のたもとでカラオケ大会を開催したのが始まりといわれる。例年7月末に、気仙の夏祭りのトップを切って開催。中学生の演舞や郷土芸能、手踊りなどが披露されており、令和元年は約3500人が来場した。
 2年、3年は新型コロナウイルスの感染防止の観点から中止し、4年は3年ぶりに開催。同年は、感染防止のため道中踊りの実施を見送るなど規模を縮小したが、昨年は4年ぶりに手踊りも復活。町内を中心に、前年の倍以上となる延べ約3500人が来場し、盛夏の催しを満喫した。
 タイムスケジュールは別掲。夏まつりに関する問い合わせは実行委(℡46・2111内線237)まで。