夏休みに屋台で未来語り合おう 8月12日に再び交流会 キャッセン大船渡で
令和6年7月28日付 6面

大船渡市大船渡町のキャッセン大船渡で8月12日(月)午後6時~8時に、20代~30代を主な対象とした交流イベント「未来を考える屋台『アラサーOfunato in 夏休み』」が開かれる。ゴールデンウイーク以来の企画で、住田産の杉屋台を用意し、バースタイルで地元内外の若者が語り合う空間を設ける。参加者を募集している。(佐藤 壮)
このイベントは、日頃市町出身で盛岡市在住の会社員・新沼滉さん(29)が企画。「進学を機に大船渡を出た人材が地元のことを考える機会や語る場をつくることができないか」とアイデアを膨らませ、5月4日に初開催。出身者や移住者ら約10人が参加し、自己紹介や大船渡の話題で盛り上がった。
今回も出身者が帰省しやすい時期に合わせて企画。20代~30代を中心に酒類やソフトドリンク、軽食などを囲み、大船渡について自由に語る場とする。
使用する杉屋台は、東日本大震災後に住田町の食や林業の魅力発信に向けて制作された。新沼さんは今年3月、市民らがまちづくりなどのアイデアを発表する大船渡まちもり大学の「イノベーションピッチ」で屋台イベントの構想を示したところ、同町でまちづくりなどに関わる地域住民から紹介された。
「楽しく未来を語り合う場になれば。今回初めての参加はもちろん『気持ちは20~30代』という方もかまわない」と新沼さん。実際に思いが形になった空間で、今後の活性化につながる前向きな交流に期待する。
会場はキャッセン内の千年広場前。参加費は2000円。定員10人。別掲QRコードから入るグーグルフォームで受け付けている。