「第2弾」助成受付開始 省エネ家電買替え促進 エアコン、冷蔵庫など最大5万円分

▲ 初日はスムーズに申請手続きが進んだ

 大船渡市による省エネ家電等買替え促進事業の申請受け付けが1日、盛町のサン・リア2階の「みんなのス窓」で始まった。家庭のエアコンや冷蔵庫、給湯器を省エネ型に買い替える市内世帯に対し、最大5万円分を助成。初日は約70人が申し込みで訪れたが、待ち時間はほとんどなく、落ち着いた出足となった。先月22日からの購入分が対象で、助成総額が2000万円分に達した時点で終了となる。
 サン・リアでは初日に限り、いったん1階で整理券を受け取る方式がとられたが、午前9時の開店直後に来たのは10人程度。4ブースに振り分けて対応し、目立った混乱はなかった。対応した担当者は、今月下旬に相当額の地域商品券を交付する見込みなども伝えた。
 今年2月の「第1弾」の際には、40人以上の列ができる時間もあった。今回は夏場とあって、エアコンの申請割合が伸びた。
 申請を終えた80代の女性は「やはり新しいエアコンは機能が良く、毎日快適に過ごしている。こういう制度があると、ありがたい。購入した電気店から申請方法を教わっていたので、難しくなかった」と話した。
 助成対象はエアコンと冷蔵庫に加え、給湯器は「エコキュート」やガス温水機器、石油温水機器に対応。省エネ基準達成率は、エアコンが2027(令和9)年度、冷蔵庫が2021(同3)年度、給湯器が2025(同7)年度をそれぞれ目標年度とし、100%以上が条件となる。
 助成額は、対象家電等の本体価格、消費税および地方消費税額を合算した金額の4分の1とし、5万円が限度。大船渡商議所が発行する大船渡地域商品券で交付する。
 対象額には、運送料やリサイクル料金は含まない。他の補助制度との併用は可能だが、制度によっては確認が必要になる。2月の第1弾で助成を受けた世帯は対象外。
 申請期間は10月20日(日)まで。予算上限の2000万円分(全て5万円分の場合は400件)に達した時点で終了する。
 コールセンター業務は、専門業者に委託し、土・日曜日や祝日も含め午前9時~午後7時に対応。電話番号は0120・880・156。対象製品の確認や手続きなどの相談に応じる。
 申請書兼請求書は、申請場所で受け取るか、市のホームページからダウンロードする。ホームページでは、電気店などに配布したチラシの記載内容を確認できるほか、「よくある質問」も紹介している。