「プロの技 伝授します」 町産食材で料理教室 9月から来年7月 坂東誠シェフ講師に招き

▲ 東京都内でシェフを務める坂東さん(中央)が住田で料理教室を開く

 住田町の㈲ありす畜産と、東京都内のワイン食堂「kerasse Tokyo」のシェフ・坂東誠さん(51)が主催する「お弁当&スイーツ料理教室」は9月29日(日)から来年7月27日(日)まで、同町の上有住地区公民館を会場に計6回開かれる。同町のブランド豚「ありすぽーく」など町産食材を使った料理を学ぶ教室で、9月15日(日)まで参加申し込みを受け付ける。

 坂東シェフは平成28年秋から2年間、同町のまち家世田米駅内のレストラン「すみたのだいどころ kerasse」で腕を振るい、現在は「kerasse Tokyo」でシェフを務めている。
 料理教室は、町産食材の〝とりこ〟だという坂東さんの「住田の食材の良さを広めたい。地域を元気にしたい」という思いから企画。ありす畜産が運営する世田米の町特産品販売センター「イーガストすみた」での販売を目指す。
 教室は9月から来年7月まで、奇数月の最終日曜日に開催。時間は各回午後1時から4時まで。居住地問わず誰でも受講可能だが、全6回に参加できることが条件となる。定員は12人で、参加費は計1万2000円。
 教室では坂東さんを講師に、ありすぽーくや町産の野菜などを使った弁当メニューと焼き菓子に挑戦する。レシピのいくつかは、イーガストで〝看板商品〟として販売する予定で、販売メニューを調理する人材の育成も図りたい考え。
 坂東さんは「少人数で繰り返し学び、実技を経験することで一生使えるプロの技術を伝授したい。素晴らしい食材がある地域なので、日々の生活に役立てていただきたい」と、ありす畜産の水野充取締役部長は「ありすぽーくは住田町の大自然の恩恵を受けた、甘くさっぱりとした脂と、きめの細かい肉質が特徴で、イーガストすみたには同じ環境で育てられた食材がそろっており相乗効果は抜群。ぜひ、自分の手と舌で実感していただければ」と話し、参加を呼びかけている。
 希望者は、イーガストで申込用紙に記入したうえ、参加費(全回分)の支払いを。問い合わせもイーガスト(℡47・5666)まで。