思い出胸に気持ち新た 県内トップ切り始業式 吉浜小(別写真あり)

▲ 県内トップを切り行われた吉浜小の始業式

 大船渡市立吉浜小学校(西田牧恵校長、児童42人)で19日、県内小学校のトップを切って2学期の始業式が行われた。児童らはそれぞれ夏休みの思い出を話しながら、新学期へ向けて気持ちを新たにしていた。
 この日は欠席もなく、児童全員が登校。初めての夏休みを終えた1年生2人はさっそく担任に思い出を話し、教職員らも児童の日焼けした顔から、充実した日々を過ごした様子を感じ取っていた。
 始業式は体育館で行われ、児童を代表して児童会副会長の熊谷杏南さん(6年)が、1学期の思い出と2学期の目標を述べた。
 西田校長はあいさつで「皆さんは夏休み中も、プールや図書室の利用で学校に来てくれた。いい夏休みを過ごしたようでうれしい」と話した。
 また、パリ五輪でメダルを獲得した若いアスリートの話題を紹介。スケートボード女子パークの銀メダリスト・開心那選手が、仲間の応援を受け結果を残したエピソードに触れ、「何かに挑戦する時、応援する仲間がいるのは幸せなこと。みんなで目標に向けて頑張ってほしい」と児童らを励ました。
 中井りつさん(1年)は「1学期は、ひらがなや計算のテストを頑張った。夏休みはいとこと遊んだ」と、寺澤湧李さん(同)は「夏休みには、花火や流しそうめんをやった。2学期にはマラソン大会があるので、1位になりたい」とそれぞれ話した。
 気仙3市町の小中学校は、20~26日にかけて始業式を行う。