観賞魚の魅力知って 盛川漁協 あすから販売イベント開催

▲ 盛川漁協が生産、販売を行っている金魚。ネット販売に加えて店舗販売もスタートさせる

 大船渡市の盛川漁業協同組合(佐藤由也組合長)は24(土)、25(日)の両日、赤崎町の本所事務所に併設する「さかり川観賞魚センター」で金魚とメダカの販売イベントを開く。観賞魚の生産、販売を行う県内でも珍しい取り組み。今後は、ネット通販と並行して実店舗も運営していく予定で、「興味のある方はぜひ来場を」と呼びかける。
 盛川漁協では、漁協経営の主力を担ってきた秋サケの大不漁を受け、漁協組織の継続のための収入増加を狙いにさまざまな事業を展開。その一つとして目を付けたのが、観賞魚の生産、販売だった。
 生産しているのは金魚で、昨年から着手。親魚を購入して昨年12月から今年1月にかけて採卵し、ふ化。漁協施設のビニールハウスで飼育し、ネットでの販売を続けてきた。店舗販売も見据えて漁協施設の一部に水槽やポンプ、照明などを整備し、開店の準備が整ったことからオープン記念としてイベントを開催する運びとなった。
 販売するのは、漁協で生産した金魚と、佐藤組合長ら組合員が生産しているメダカ。金魚はローズテールオランダの1品種で、価格は2000~3000円(税込み)。メダカは約40種類を用意し、500~2000円で販売する。いずれも、展示価格の2割引で購入できる。購入後すぐ育てられるように、飼育用の備品も合わせて販売する。
 このほか、金魚、メダカすくい(1回500円)やスーパーボールすくい(1回300円)など、子どもたちも楽しめる企画を用意。天然アユの塩焼きも1匹500円で提供する。
 観賞魚販売の店舗は、イベントを皮切りに平日のオープンを見込む。漁協職員で金魚担当の栗村靖広さん(34)は「ネット販売は全国に広く届けられるが、店舗販売はどれくらいの人に来てもらえるか分からない」としながら、「生産者によって色も形も大きさも違う姿に成長するのが、金魚生産の面白いところ。大きく育ったものの美しさももちろんあるが、小さいうちから自分で育てていくのもまた楽しい。そういった金魚の魅力を広めていければ」と期待を込める。
 佐藤組合長は「気仙、ましてや県にもない施設で、西日本では観賞魚のブームが起こっていると聞く。生産の過程を知ってもらいつつ、定着していけば」と話している。
 イベントの開催時間は両日とも午前9時~午後4時。ネット販売はホームページ(https://sakari-river.shop-pro.jp/)へ。