9月1日に陸前高田、大船渡両市でツール・ド・三陸 3年ぶり参集型で開催 31日に前夜祭 一般も参加可

▲ 3年ぶりにサイクリストが一堂に会して開催されるツール・ド・三陸(令和3年)

 「第13回ツール・ド・三陸~サイクリングチャレンジ2024~inりくぜんたかた・おおふなと」(同実行委主催)は9月1日(日)、気仙両市で開かれる。昨年度までの2年間は2~3カ月の大会期間を設けるサイクリストの「分散型」で催したが、本年度は3年ぶりに一堂に会する「参集型」で開催する。31日(土)には陸前高田市内で前夜祭があり、市民ら一般も参加できる。(高橋 信)

 

 コースは▽健脚A大船渡・広田コース(距離64・4㌔、獲得標高1126㍍)▽健脚B碁石・広田コース(同49・5㌔、同934㍍)▽ファミリーコース①(同15・6㌔、同249㍍)▽ファミリーコース②(同23・9㌔、同448㍍)──。
 大会ウェブサイトによると、1日午前7時30分に高田町のアバッセたかたで開会式を行い、同7時50分から順次スタートする。ファミリーコース②は前日の31日に実施し、1日は行わない。
 前夜祭は31日午後6時から、小友町のスノーピーク陸前高田キャンプフィールドで開催。飲食の販売のほか、防災に関するトークイベント、音楽ライブ、『チャオチャオ陸前高田』の盆踊りを行う予定。サイクリスト以

外の一般も参加できる(有料)。
 実行委は大会ボランティアも募っている。申し込みは大会サイトにもある専用フォーム(別掲QRコード)から。
 ツール・ド・三陸は記録を競うのではなく、気仙が誇る景勝地や沿道の風景、食べ物などを楽しむ「ファンライド」として、東日本大震災翌年の平成24年に始まった。
 実行委副委員長兼事務局長の韓祐志さん(59)=神奈川県平塚市=は「『みんなで集まって一緒に走りたい』という参加者の声に応え、一堂に会するワンデーの手法で再出発することにした。前夜祭も趣向を変えて行うので地域の人たちにもたくさん来ていただきたい。楽しんでもらえるようなイベントとしたい」と意気込む。
 大会の参加申し込みは、インターネットサイト「スポーツエントリー」で25日(日)まで受け付ける。前夜祭などに関する問い合わせは、夢アリーナたかた内の市スポーツ交流推進室(℡22・8448)へ。