9月10日に「飛鳥Ⅱ」入港 1年3カ月ぶり22回目 野々田埠頭は徒歩入場可

▲ 野々田埠頭への入港を予定している「飛鳥Ⅱ」(昨年6月)

 郵船クルーズ㈱(本社・神奈川県横浜市)が所有する客船「飛鳥Ⅱ」(5万142㌧)は9月10日(火)午前8時に、大船渡港野々田埠頭への入港を予定している。入港は昨年6月以来1年3カ月ぶりで、出港する午後5時までの間、野々田埠頭内に徒歩で入場し、間近で船体を見上げることができる。
 飛鳥Ⅱは全長241㍍、全幅29・6㍍。客室数436室、乗客数は872人で、食事サービスや船内設備、エンターテインメントも充実し、日本船籍最大の客船として知られる。
 大船渡市の「おおふなと特別観光大使」にも委嘱されており、今回で22回目の入港。先代の「飛鳥」から数えると40回目となる。
 今回の来港は道新観光(北海道)がチャーターし、北海道・苫小牧を発着地とする「飛鳥Ⅱで航く さわやか太平洋クルーズ」の一環。8日に苫小牧を出て、福島県・小名浜を経由して大船渡に入る。
 10日は午前7時40分ごろからオープニングアトラクションとして『御祝い』を披露。歓迎セレモニーでは、大船渡つばき娘による花束贈呈、記念撮影などが行われる。埠頭内には観光案内所や酒類、飲料などの販売コーナーも設けるほか、サンマの炭火焼き体験コーナーも予定している。
 午後4時15分からは、さすけ会による新舞踊披露も。同4時30分からの出港セレモニーには第一中学校吹奏楽部が参加するほか、出港時には『ふるさとは今もかわらず』に合わせ、黄色いハンカチを振りながら見送る。
 前回に続き、接岸時から出港時にかけて埠頭への立ち入りが可能となる。入場はBゲートの1カ所のみで、徒歩で入る。市では、駐車場はキャッセン大船渡などを利用するよう呼びかけている。
 飛鳥Ⅱは神奈川県・横浜港を発着とする「秋の日本一周クルーズ」の一環で、10月13日(日)午前8時にも大船渡に入港。湾内で〝1泊〟し、14日(月・祝)同8時に出港する。