秋の高校野球沿岸予選/四校連合と高田 黒星 敗者復活戦へ きょう大船渡が登場
令和6年8月25日付 6面
第77回秋季東北地区高校野球県大会の沿岸地区予選は24日、釜石市の平田公園野球場で開幕した。初日は1回戦2試合が行われ、気仙勢は、宮古商工、大船渡東、住田、山田の4校でつくる三陸四校連合が、宮古・岩泉連合に延長タイブレークの末、3─4でサヨナラ負け。高田は釜石に1─4で敗れ、いずれも敗者復活戦に回ることとなった。
今予選には、気仙4校を含む6チームが出場。9月1日(日)までの計4日間、トーナメントの本選と敗者復活戦を行い、県大会への出場権3枠を争っている。
初日の第1試合は、三陸四校が宮古・岩泉との連合対決に挑んだ。
二回に先制を許した三陸四校は三回、内野安打と四死球で無死満塁とし、内野ゴロの間に同点に追いついた。しかし、四回に2死三塁から適時打で勝ち越しを許した。
粘る三陸四校は八回、2本の安打で再び同点に追いつくと、試合はそのまま無死一、二塁から始まる延長タイブレークに突入。延長十回表に1点を勝ち越した三陸四校だったが、その裏に2本の適時打で2点を奪われ、サヨナラ負けを喫した。
第2試合では、高田が釜石と対戦。
先攻の高田は初回、四球と2番・村上の左前打、犠打で1死二、三塁とし、4番・皆川の犠飛で先制に成功した。
しかし二回、高田の先発・三嶋が三塁打と適時打を打たれ同点。ここで2番手・黄川田にスイッチしたが、1死三塁から適時打を浴びて勝ち越しを許すと、ミスも絡んでこの回3点を失った。
三回にも1点を奪われ、反撃したい高田は五回、2死から代打・佐野の中前打と村上の二塁打で二、三塁の好機をつくったが、後続が倒れて点差を縮められなかった。
互いに無得点が続き迎えた八回、高田は先頭の3番・清水が右中間への二塁打を放つと、皆川も右前打で続いた。さらに、四球で無死満塁と同点の絶好機をつくったが、後続が三振、併殺打に倒れチャンスを生かせず。最終回の攻撃も3人で抑えられ、1─4で敗れた。
予選2日目の25日は、本選の代表決定戦2試合を実施。気仙勢は、第1試合(午前10時)で大船渡が宮古・岩泉連合と対戦する。
▽1回戦
三陸四校連合
0010000101|3
0101000002x|4
宮古・岩泉連合
(三)福士─田中
(宮)畠山、澤田─鈴木
⚾️二塁打=金澤(宮)
▽同
高 田
100000000|1
03100000x|4
釜 石
(高)三嶋、黄川田、小松─清水
(釜)千葉創、佐々木太─岩澤
⚾️三塁打=佐々木竜、岩澤(釜)
⚾️二塁打=村上、清水(高)






