まちなかで飲み食い楽しんで 7日に「ほんまる茜市」初開催 42店舗出店 28日まで毎週土曜夕方に

▲ 14日はほんまるまるしぇ出店者も加わる(過去のほんまるまるしぇの様子)

 東日本大震災後、新たに形成された陸前高田市高田町の中心市街地の活気を創出しようと、地元事業者らが企画した路上市「ほんまる茜市」(実行委主催)は7日(土)夕方、同町の本丸公園通りで初開催される。今年は試験的に、同日を皮切りに今月の毎週土曜日に計4回催す。市内外の42店舗が出店し、地元グルメなど飲食を楽しめる。(高橋 信)

 

 出店するのは市内26店舗と、市外16店舗。販売時間は毎回午後3時15分~6時30分で、一帯を「歩行者天国」にして開催する。
 味付けホルモン、お好み焼き、ピザ、ラーメンなどのフードや地元産ビール、酒、ワインをはじめとするアルコールを提供。ゆっくり飲み食いできるよう数カ所にテーブルとイスを配置する。
 イベント広場を設け、21日にはダンス教室の発表、地元歌手のミニコンサート、28日にはフラダンスショーを行う。イベント終了後、来場者に周辺にある夜間営業の飲食店、居酒屋を利用してもらおうと、一部協賛店舗はフードとドリンクをセットにした茜市開催日限定のお得なメニュー「茜市ほろ酔いセット」を提供する。
 実行委(橋詰真司委員長)は、高田町内の事業者らでつくる高田まちなか会にぎわい委員会の有志で構成。震災後のハード復旧を終えた中心市街地に定期的・安定的に人を呼び込もうと、路上市を企画した。
 今年は試行期間と位置づけて4回開催し、運営上の課題や来場者の反応を探る。実行委は来年度からの本格実施を目指しており、現段階では春季(4~6月)、秋季(9、10月)の毎週土曜日に開催する方向で検討している。
 橋詰委員長は「事務局の努力と出店者のご協力で、想定を上回る規模となりそうだ。親子連れや年配の方など幅広い世代に来てもらいたい。毎週開催を定着させ、『土曜日になれば何かやっている』というイメージを地域内外の人に持ってもらえるよう力を合わせたい」と意気込む。
 開催時間中の交通規制図は別掲。問い合わせは、ほんまるの家(℡47・3389)へ。


14~16日にほんまるまるしぇ

 

 陸前高田市高田町のまちなか広場で14日(土)~16日(月・祝)、手作り雑貨や飲食などが販売される「ほんまるまるしぇ」が開催される。14日はまるしぇ終了後、同じ会場で「ほんまる茜市」が開かれる。
 ほんまるまるしぇは、同広場内の交流施設「ほんまるの家」と、まちづくり会社・陸前高田ほんまる㈱が主催。14日の出店事業者中、アクセサリー類や毛布雑貨、焼き菓子、ドリンク類などを販売する8店舗はイベント終了後、ほんまる茜市にも出店する。
 まるしぇの時間は各日午前10時~午後3時。