生徒5人が米国研修へ 海外派遣事業 今年は中・高合同で実施

▲ 海外派遣に参加する中高生たち

 住田町などによる令和6年度の中学生、住田高校生の海外派遣事業結団式は2日夜、町役場町民ホールで開かれた。昨年度まで、中学生はアメリカ、高校生はオーストラリアにそれぞれ派遣されていたが、本年度は合同でアメリカを訪問する。生徒たちは英語力向上、異文化体験を通した自身の成長に意欲を見せた。
 中学生海外派遣事業は、町内の中学生に海外での交流や異文化体験などの研修機会を与え、グローバルな視野を持った国際性豊かな人材を育成しようと、平成26年度から実施。主催は町教育委員会で、実行委(委員長・松高正俊教育長)が実施主体となっている。
 一方、住田高校の海外派遣研修は、生徒が外国の文化や生活などの体験を通して国際的な視野を広め、特色ある学校づくりに生かそうと平成7年度から展開。同校教育振興会(水野司会長)を事業主体として町の助成を受けて行っている。
 本年度は、中・高生徒同士の交流、派遣の効率化を図ろうと合同で実施。合同実施に伴い、引率者を2人に増員。女性引率者も帯同することで、女子生徒のケアも充実させる。
 本年度の訪問先は米サンディエゴ。参加するのは、住田中の小野一花さん(2年)、大村宙見さん(同)、菊池真由さん(同)、住田高の古澤友稀菜さん(2年)、金野恵人さん(1年)の5人。引率は町教委主任の美野マークさん、町教育コーディネーターの國廣朱音さんが務める。
 結団式には町や教育委員会、学校長、派遣生徒、保護者ら10人余りが出席。松高教育長は「今まで経験したことのない生活に期待と不安があると思うが、これからの人生に役立つはず」と語りかけた。
 引き続き、生徒たちは「文化を学び、コミュニケーションを取って、経験を学校でも生かせるようにしたい」「他国の文化や人に触れ、一つでも多くのことを感じられたら」「文化の違いを学んで多様性について考えたい」「日本の防災について外国の方々に伝えたい」とそれぞれが派遣にかける思いを語った。
 神田謙一町長は、派遣を通じた生徒の成長に期待を込めつつ「楽しむことも忘れずに過ごしてほしい」と、積極的な交流による異文化体験を呼びかけた。
 派遣期間は来年1月9日(木)~17日(金)の9日間。現地生徒との交流、英語や国際理解に関する研修、ホームステイ先でのホストファミリーとの交流などが予定されている。生徒たちは出発まで、複数回の事前研修会に臨む。