三鉄・JR・開発の魅力存分に 3つの鉄道まつり 三鉄開業40周年も記念し開催

▲ 多くの来場者でにぎわった盛駅前広場

 三陸鉄道㈱、東日本旅客鉄道㈱盛駅、岩手開発鉄道㈱による「3つの鉄道まつり」は14日、大船渡市盛町の盛駅前広場や同駅構内などで開かれた。本年度は三鉄開業40周年の節目とも重なり、多彩なアトラクションで盛大に開催。来場者らは、地域にとってなくてはならない〝3鉄〟のそれぞれの魅力を感じながら、地域に密着した交通手段と、まちの産業を支える鉄道のありがたみを肌で感じる機会とした。(菅野弘大)

 

子どもたちの注目を集めたレールスター乗車体験

 同じ地域に共存する地域密着の鉄道として、各社の取り組みを広く発信するとともに、地域活性化の機運を高めようと毎年開かれているイベント。昨年から現名称で開催しており、今年は三鉄の開業40周年に合わせ、利用客や地域住民への日頃の感謝も伝える機会に位置づけて開催した。
 駅前広場で行われたオープニングセレモニーでは、三鉄盛駅の山蔭康明駅長(大船渡派出所長)、開発鉄道の村上美保取締役総務部長、JR盛駅の近江一洋駅長がそれぞれあいさつ。山蔭駅長は、節目を迎えたことへの感謝を示しながら「さまざまなアトラクションを用意したので、短い時間ではあるが、存分に楽しんでいって」と呼びかけた。
 セレモニーに続いて、お菓子と餅まきが行われ、小さな子どもからお年寄りまで大勢の来場者が詰めかけ、会場は大きな活気に包まれた。その後の園児パフォーマンスでは、同市のあかさきこども園が鹿踊りと太鼓、綾里こども園がダンス、釜石市の平田こども園が虎舞をそれぞれ披露し、かわいらしい元気いっぱいのステージでイベントに花を添えた。
 駅前広場では、地元内外から飲食ブースが出店し、子どもたち向けのゲームコーナーも設けられ、多くの親子連れでにぎわった。赤崎町在住のイラストレーター・みうらのろこさんによる似顔絵コーナーも人気を集めたほか、各社のマスコットキャラクターも集結し、子どもを中心に楽しく触れ合う姿もみられた。
 車両基地では、レトロ、ラッピング車両が展示され、鉄道マニアたちがこぞってカメラを構えた。レールスター乗車体験では、親子で乗車し、風を切って線路を進む心地よさに笑顔を広げた。指令室見学は予約がすぐに埋まる盛況ぶりで、鉄道への関心の高さをうかがわせた。
 家族で訪れた中村壮志さん(立根小2年)は「いろんな鉄道が見られてうれしかったし、車掌の服を着て『出発進行』できたのも楽しかった。レールスターも速くて面白かった」と満足げに話していた。