勝利を目指して懸命に 大船渡PSバレー大会 小学生選手の熱戦開幕 気仙両市で
令和6年9月15日付 6面

栗生澤淳一氏顕彰・令和6年度大船渡ポートサイドバレーボール大会は14日、気仙両市の2会場で開幕した。気仙内外から出場する36の小学生チームが、頂点を目指して熱い戦いを繰り広げている。大会は15日まで。
同大会は、同市出身で平成4年のバルセロナ五輪に出場した栗生澤氏を顕彰し、県内バレーボールの競技力向上や競技人口の拡大、次世代を担う若者の育成を目的として9年から開催。27年からは参加対象を小学生に変更して行われてきたが、令和2、3年度は新型コロナウイルス感染防止のため中止し、4年度に復活した。
今大会は、大船渡市民体育館と陸前高田市の夢アリーナたかたの2会場で、計6面の競技コートを設置。参加チームも、これまでの32チームから男子・混合18チーム、女子18チームの計36チームに増やした。
気仙からは男子・混合にSun・Dream Jr Volley Ball Club(大船渡市)と陸前高田MB、女子に高田、おきらい、キッピン、下矢作・横田、高田東Jr、米崎、住田アリスの9チームが挑んでいる。
初日は両会場で予選リーグ36試合を実施。出場した選手たちは、練習を重ねてきた成果をプレーで発揮しようと、コート上で一生懸命な姿を見せた。保護者ら応援団からの声援を力に変え、チームの勝利を目指して仲間と一致団結した。
主管する大船渡市バレーボール協会の栗村安弘会長は「チーム一丸で思いをつなぐためにボールを追いかけている様子が伝わってくる。練習や試合を積み重ね、次へのステップを踏んでいけば、夢のある選手になれるはず。プレーを楽しむことが一番大切だ」と選手たちを見守った。
2日目は予選の結果に基づく順位決定戦と順位別交流戦が行われる。
大会結果は後日掲載。