体験や飲食 多彩に キャッセン秋まつり開幕  「モビリティ」企画も好評(別写真あり)

▲ 多彩な出店で初日から活気

 大船渡市大船渡町の㈱キャッセン大船渡(田村滿代表取締役)とキャッセン飲食店連合会(佐藤圭二代表)による「キャッセン秋まつり」は12日、キャッセンフードヴィレッジ内で始まった。多彩な飲食販売やステージイベントに加え、付近の県道では電動小型車による「パーソナルモビリティ」体験試乗会も好評を集めた。13日も午前10時~午後3時に開催される。(佐藤 壮)

 

歩行者天国となった県道で行われた「パーソナルモビリティ」の体験試乗会

 隣接する大船渡駅前で同日開幕した産業まつりに合わせて企画。キャッセンの飲食店や市内外の事業者によるテント、キッチンカーなどが並び、食欲をそそる香りで来場者を歓迎した。
 自由にくつろげる飲食スペースのそばに用意されたステージでは、カラオケや舞踊披露が続いたほか、大船渡青年会議所(鎌田俊理事長)などによる子ども向けのゲームでも活気を呼び込んだ。
 歩行者天国となったキャッセン前の県道丸森権現堂線で行われた「パーソナルモビリティ」の体験試乗会は、キャッセン関係者を中心とした次世代交通政策研究会準備会による実践的な取り組みの一環。トヨタ自動車の「C+walk(シーウオーク)」やスズキの「セニアカー」と、電動で近距離を移動できる小型車を用意した。
 自動車免許がなくても気軽に走行でき、体験した来訪者からは笑みがこぼれた。子どもたちも普段は味わうことができない車道での走行を楽しみ、爽快感を満喫した。
 県道では県や自衛隊の車両も展示。13日も歩行者天国となり、午前10時~午後3時に体験試乗会や消防などの車両展示が行われる。
 キャッセン内のステージ・DJブースでも同日、多彩なアーティストが出演を予定している。
 連合会の佐藤代表(45)は「こういったイベントは、お客さんとの再会を楽しんだり、初めて店のことを知ってもらう機会にもなる。市内外の事業者とも交流ができ、さらなる交流や発展につなげたい」と期待を込める。
 初日に続き、キャッセン周辺では昭和中期に活躍した懐かしい「ボンネットバス」が運行する。エリア内に停留所が設けられ、自由に乗降できる。