秋の空彩る光の大輪 陸前高田で三陸花火競技大会
令和6年10月14日付 7面
三陸花火競技大会(同実行委主催、陸前高田市共催)は13日、陸前高田市の高田松原運動公園を観覧会場に開かれた。1万5000発を超える花火が打ち上げられ、秋の夜空を彩った。
同実行委は春に三陸花火大会、秋に三陸花火競技大会を開いている。
秋の競技大会は音楽に合わせて花火が打ち上げられる「ミュージックスターマイン」を楽しめるほか、全国の花火師が腕を競う「競技部門」が繰り広げられるのが特徴となっている。
この日は好天に恵まれ、日中、会場の同運動公園では半袖姿の観客の姿も見られた。郷土芸能などが披露される「さんりくストリート」には、地元内外の11団体が出演。三陸の食や特産品を販売する「さんりくフードビレッジ」も開設され、活気づいた。
メインの花火は、有名アーティストとコラボレーションしたミュージックスターマインが大会を盛り上げた。競技部門には7事業者が参加した。
同運動公園そばに構える商業施設「アバッセたかた」駐車場では、関連イベントの「まちなかHANABIフェスティバル」(陸前高田商工会青年部主催)が開かれた。地元の飲食店などが出店し、にぎわいをみせた。
実行委は陸前高田市の個人・団体など有志で構成。「花火を通じて三陸から元気と笑顔を届けよう」と、令和2年秋にプレ大会を開き、今回で通算9回目。回を重ねるごとに来場者数が増えており、活気を創出している。