来場者 累計300万人に 道の駅高田松原 開業から5年1カ月で大台(別写真あり)

▲ 300万人に到達し、喜ぶ関係者

 陸前高田市気仙町の道の駅高田松原の来場者数は14日、累計300万人に達した。東日本大震災で全壊し、高田松原津波復興祈念公園内に再建後、令和元年9月に開業した同道の駅。オープンから約5年1カ月で大台を突破し、16日から27日(日)まで300万人達成感謝記念セールを行う。(高橋 信)

 

 300万人目の来場者は、矢巾町の会社員・紺野茂毅さん(35)、パート・真実さん(34)、壱志さん(煙山小4年)、二葉さん(同2年)の一家。
 佐々木拓市長や道の駅運営会社・㈱高田松原の熊谷正文社長、道の駅出店業者の代表らが出迎え、出入り口でセレモニーを実施。紺野さんに認定書のほか、同市のブランド米「たかたのゆめ」やソフトクリーム無料券など記念品セットの目録のパネルが手渡された。
 初めて同道の駅を訪れたという紺野さん一家。前日の13日に高田松原運動公園で開かれた三陸花火競技大会を観覧し、家に戻る前に祈念公園に立ち寄った。
 紺野さんは「(300万人目となり)びっくりした。道の駅はたくさんの人でにぎわっていると感じた」と話した。壱志さんは「たかたのゆめなどがもらえてラッキー。食べるのが楽しみ」と感激していた。
 市内随一の集客力を誇る道の駅高田松原。来場者数は令和3年7月に累計100万人、5年5月に同200万人に達した。
 熊谷社長は「300万人を突破し、素直にうれしい。3連休で花火大会翌日という条件も絡み、きょうもたくさんの人が訪れ、買い物をしていただいておりありがたい」と喜んだ。
 佐々木市長は「300万人を突破し、皆さんに愛されている施設と感じた。来場者は多く、それが売り上げなどにもつながれば、さらに活気づくと思う」と期待を寄せた。
 感謝セールでは、リンゴジュースや海藻類、海産物の加工品などを特別価格で販売する。すなば珈琲高田松原店では、土日限定で新商品の「珈琲ソフトクリーム」(通常価格530円)を50円引きにする。飲食店の「たかたのごはん」では、「よくばり丼」を150円引きの1800円で提供する。