衆院2区は前回下回る 期日前投票率 参院補選は全市町村で低下 20日現在

 

 県選挙管理委員会は、衆議院議員選挙小選挙区と参院岩手選挙区補欠選挙について、20日現在(選挙期日7日前)の期日前投票状況を発表した。衆院小選挙区の公示翌日の16日からの状況は、気仙3市町を含む岩手2区の投票者が1万7571人(5・02%)で、3年の前回選時を0・10ポイント下回っている。参院補選は11日からの投票者数が全県で5万4005人(5・39%)で、令和4年の前回選同時期の7万5451人(7・28%)から1・89ポイント減。
 期日前投票は、仕事やレジャー、冠婚葬祭、病気などのため投票日当日に投票所に行くことができない有権者が対象。宣誓書に記載されている「期日前に行う事由」を選択する以外は、当日の投票と同じ流れとなる。
 県選管の発表によると、全県の選挙人名簿登録者数は100万2449人。
 このうち、衆院岩手2区の有権者数は34万9768人。期日前投票状況をみると、20日までに投票を済ませたのは1万7571人で、期日前投票率は5・02%。前回衆院選の投票日1週間前を1407人、0・10ポイント下回った。
 このうち、大船渡市は2万8309人中1291人、陸前高田市は1万5373人中866人、住田町は4174人中221人が投票。投票率は、大船渡市が4・56%(前回選同時期比0・24ポイント増)、陸前高田市が5・63%(同1・11ポイント増)、住田町が5・29%(同2・73ポイント増)となっている。
 一方、参院補選の期日前投票率は、県内全33市町村で前回を下回っている。
 気仙2市1町の状況をみると、大船渡市は1319人で4・66%(同0・88ポイント減)、陸前高田市が868人で5・65%(2・06ポイント減)、住田町が228人で5・46%(2・24ポイント減)。
 今選挙の期日前投票は、投票日前日の26日(土)まで。期日前投票会場は県内全体で145カ所。
 気仙の会場は、大船渡市が市役所本庁、三陸支所、綾里、吉浜両地域振興出張所。陸前高田市は市役所、住田町は町役場。投票時間は、午前8時30分から午後8時まで(大船渡市の支所・出張所は午後5時15分まで)。
 気仙と岩手2区または全県の期日前投票状況は別表の通り。