総合ステージ盛況 市民芸術祭 総合美術展・前期も開幕(別写真あり)

▲ 多彩なジャンルの芸術団体が集結して会場を魅了

 第70回大船渡市民芸術祭は、多彩な分野で各事業が展開されている。26日は「総合ステージ」が開催されたほか、総合美術展・前期もスタートした。
 同芸術祭は、市と市芸術文化協会が主催し、大船渡ぶんかクリエイティブが主管。11月30日(土)まで市内4会場で16部門19事業が繰り広げられる。
 このうち、総合ステージは、盛町のリアスホールで開催された。市内で活躍するさまざまなジャンルの芸術団体が集結し、多彩な演目の数々で観客を魅了した。
 市内で活動する芸術団体に親しんでもらい、団体間での交流の場をつくろうと実施する初の試みとなった。
 琴城流大正琴サークル、端唄・藤季会、弦楽アンサンブル「フェリーチェの会」、SPOジュニア友結、気仙地域吟詠会連絡協議会、大船渡町福寿会民謡サークル、翔乃流はなぶさ会、県民謡保存会大船渡支部、大船渡バレエ教室といった、多彩なジャンルの9団体が出演。IBC岩手放送の浅見智アナウンサーが司会進行を務め、会場の盛り上げに一役買った。
 約250人の市民が来場。琴城流大正琴サークルの演目で開幕し、見事な演奏で会場に活気を呼び込むと、それに続くように他団体も堂々とした演目を披露した。
 観客からも歓声と拍手が湧き起こり、会場はジャンルを超えた一体感に包まれていた。

多様な作品500点が並ぶ美術展がスタート

 また、総合美術展・前期は、同ホールのマルチスペースを会場にスタート。初日から多くの市民が来場し、多彩な作品の数々を鑑賞して芸術文化に親しんだ。
 市民らが手掛けた多種多様な美術作品を一堂に紹介する場で、前期は華道、文芸、書道、陶芸、デジタルアート、ハンギングバスケットの作品約500点が展示されている。
 このうち、書道作品の展示スペースには、大船渡町の大船渡保育園の園児らが手掛けた作品も展示。かわいらしくもしっかりとした筆跡で書かれた作品に、来場者からも笑顔がこぼれていた。
 会期は28日(月)まで。開催時間は午前9時~午後5時(最終日は同1時まで)。入場無料。
 後期日程は11月2日(土)~4日(月)。会場や時間は前期と同じで、後期は絵画、水墨画、水彩画、写真、彫刻・工芸、児童作品が並ぶ予定。
 問い合わせは、リアスホール(℡26・4478)まで。