「あの味」忠実に再現 マルカン(花巻)のナポリタン マイヤで販売開始 

▲ マイヤ全店で販売が始まった新商品の「ナポリタン」

 気仙内外でスーパーマーケットを展開する㈱マイヤ(本社・大船渡市、井原良幸代表取締役社長)の各店で1日、花巻市にあるマルカンビル大食堂の人気メニューの味を再現した「ナポリタン」の販売が始まった。中高年が懐かしさを覚え、若い世代にとっては斬新な〝昭和レトロ〟も意識した仕上がりが売りで、初日から関心を集めた。
 マルカンビル大食堂で人気を博している商品「ナポリかつ」の味を家庭でも楽しめるよう、マイヤと食堂を運営する㈱上町家守舎と開発を重ねてきた。先月24日に同市のマイヤ・アルテ桜台店で先行販売を行ったところ、品切れとなる人気ぶりを見せ、1日からマイヤ・びはん全20店舗で販売が始まった。
 ナポリタンソースは、酸味が効いた甘みのある「あの味」を忠実に再現するだけでなく、購入後に家庭でもおいしく味わえるよう工夫を重ねた。具材にはベーコン、タマネギ、マッシュルームを添える。
 また、昭和のレトロ感を打ち出していこうと、マイヤ商品独自のこだわりとして、太めの麺を使用している。
 税込み486円の1人前と、同951円の2~3人前の2種類を展開。大船渡市大船渡町のマイヤ大船渡店でも開店直後から総菜コーナーの一角に並び、買い物客が足を止め、商品を手にとっていた。当面販売を続けるだけでなく、ソースを生かした新商品の開発も進めている。
 マイヤの佐々木久吾弁当・温惣菜バイヤーは「昭和の懐かしさを感じられる味を、マルカンビル大食堂に足を運ばなくても楽しめるようになる。これからの商品展開も楽しみにしてほしい」と話す。