家族招き和やかに 市消防団横田分団 交流会を初開催(別写真あり)
令和6年11月13日付 6面

▲ 和やかに親睦を深めた団員とその家族ら
陸前高田市横田町の市消防団横田分団(小野寺智徳分団長)は10日、同町の横田地区コミュニティセンターで家族交流会を開いた。同分団1~3部の垣根を越え、親睦を深めるとともに、昼夜を分かたず活動する団員を支える家族に日頃の感謝を伝えようと初めて企画。食事をしながら和やかに交流した。
団員やその家族ら約30人が参加。災害時における炊き出しも想定し、いものこ汁とおにぎりを作り、にぎやかに会食した。次代を担う子どもたちに消防団活動に興味・関心を持ってもらおうと、放水体験も実施した。
同分団2部所属の遠藤優輝さん(26)は「消防団はさまざまな仕事をしている人が所属し、ネットワークが広がる。昔からの顔なじみばかりなので、交流は楽しいし、そうした濃いつながりは災害時など有事の活動にも生きる。今後も絆を大事に活動していきたい」と楽しげだった。
同分団の団員数は62人。交流会は少子高齢化を背景に団員数が減少傾向にある中、部同士の連携を強化して持続的な活動につなげようと企画し、団員の家族に感謝を伝える場も兼ねた。
小野寺分団長(59)は「団員同士は知っていても、家族の顔までは分からない。こうした交流会で家族同士のつながりも生まれれば、地区全体のコミュニティーにも生きると思う。家族の協力があるから活動できており、感謝を伝えたい」と話した。