ハイハイ かわいらしく サン・リアで赤ちゃんレース 39周年誕生祭の一環で(別写真あり)
令和6年11月19日付 7面
大船渡市盛町のサン・リアショッピングセンターで17日、「赤ちゃんハイハイレース」が開かれた。昨年に続いて2回目の開催で、未歩行の赤ちゃんたちが出場。子どもたちの一生懸命な姿やかわいらしいしぐさの数々に、会場内は温かい雰囲気に包まれた。
イベントは、15~17日の3日間行われたサン・リアの「39周年誕生祭」の一環で実施。今年7月に利用を開始した市こども家庭センター「DACCO(だっこ)」とNPO法人こそだてシップが協力した。
「ハイハイレース」は、前後半に分けて実施。市内外からおおむね1歳未満の赤ちゃん合わせて38人がエントリーし、トーナメント戦で優勝を競った。
1レース4、5人で、数㍍の直線コースをどれだけ速くハイハイでゴールできるかの勝負。合図が出されると、子どもたちが一斉にスタートを切り、ゴールを目指して進んだ。
ゴールでは、両親や祖父母、赤ちゃんのきょうだいらがおもちゃなどで気を引きながら待ち構え、手を振ったり「こっち、こっち!」と声をかけた。一直線にゴールまで進む子もいたが、状況が分からず泣き出してしまう子、大勢の観客に笑顔を振りまく子、スタート地点から一歩も進まないマイペースな子とさまざまで、それぞれの個性があふれた。
観客からは、優しい声援や拍手が送られ、柔らかな空気に包まれた。保護者らもスマートフォンでわが子の様子を撮影するなど、成長の思い出として胸に刻んだ様子だった。
前半のレースで優勝した及川稚畝ちゃん(1)の父・剛広さん(42)=大船渡町=は「同センターはよく利用する。子どもたちの遊ぶ場所が一つ増えて、とてもありがたい」と話していた。