木下さん(東高1年)全国切符つかむ 家庭クラブ研究発表大会東北ブロック大会で最優秀賞 県大会に続き開校以来の快挙

▲ 東北ブロック研究発表大会で最優秀賞を獲得し、全国切符を得た木下さん(中央)

 第72回「東北ブロック高等学校家庭クラブ連盟研究発表大会」(同連盟主催)はこのほど、福島県いわき市で開かれ、ホームプロジェクトの部に岩手代表として出場した県立大船渡東高校(宇夫方聰校長、生徒211人)の木下美玖さん(食物文化科1年)が最優秀賞に輝いた。家族の健康と家計をテーマにした研究内容が高く評価され、来年7月に三重県四日市市で開かれる全国大会への切符をつかんだ。東高として開校以来初の快挙を再び成し遂げ、木下さんは「全国でも1位に」と意欲を燃やしている。(三浦佳恵)

 

 木下さんは、10月下旬に開かれた県大会で最優秀賞に選ばれ、パソコン操作などを担うアシスタントの岩﨑七海さん(同)と今月12日、東北大会に出場した。
 研究のテーマは「手作りお菓子でファミリーマネジメント!~家族の健康と安定した家計を目指して~」。食料費に占める菓子代の割合が一般家庭に比べて多いことや、〝糖尿病予備軍〟をはじめとした何らかの健康不安を抱えている家族がいるという課題を挙げ、その解消に向けて取り組んだ内容と成果をまとめた。
 県大会では、家計の支出を抑えるとともに、生活習慣病予防や改善にも役立つ手作り菓子を考案し、家計、健康それぞれの管理で改善が図られた経緯を紹介した。
 東北大会では従前の内容に、市の生活習慣病予防教室への参加、運動を家族で実践するといった新たな取り組みを追加。そのうえで、〝ファミリーマネジメント〟を継続し、ほかの消費支出にも注目した家計管理、地域での普及活動なども進めていく決意を誓う形にまとめた。
 県大会から東北大会までの準備期間が少なかった一方、発表内容は増加。練習では持ち時間の15分以内で発表が終えられないまま当日を迎え、本番中もパソコン操作のトラブルに見舞われたが、木下さんと岩﨑さんはそれぞれ自信を持って堂々と発表。14分58秒と持ち時間内で発表を終え、内容自体も高く評価された。
 指導に当たる釜石知佳講師は「時間いっぱいを使って発表でき、本番の強さを見せてくれた」と2人の頑張りをたたえ、「全国に向けては、取り組みが改善に生かされたかを示すデータに厚みを持たせ、長期的な結果を示せるようになれば。さらに発表内容に磨きをかけてほしい」と期待を寄せる。2人は、来月予定される市の健康講演会で発表を行うという。
 岩﨑さんは「緊張はしなかったが、スクリーンが後ろにあるのでスライドを映し出す速さが合っているのか不安だった。受賞したときは、うれしいよりも驚きの方が先にきて、涙が出るほどびっくりした」と笑顔。
 木下さんは「最優秀賞をとれてうれしい。思ったより緊張はなく、心に余裕を持って発表ができた」と振り返り、「全国大会では、数字や大事な部分をもっとゆっくり伝えられるようにしたい」と次を見据える。
 全国大会は来年7月31日(木)に予定され、東北など全国7ブロックの代表が研究内容を発表する。2人は「全国でも1位をとりたい」と力強く誓っている。