冬休みに胸弾ませる 小学校の終業式ピーク 気仙
令和6年12月26日付 7面

気仙3市町の小学校8校で25日、2学期の終業式が行われた。各校では、児童らが2学期の学校生活の成果を振り返るとともに、長期休暇を迎えるにあたっての注意点などを確認。インフルエンザや新型コロナウイルスの感染対策への意識を高め、待ちに待った冬休みに胸を弾ませた。
このうち、大船渡市赤崎町の赤崎小学校(高室敬校長、児童117人)では、式の前に学級活動が行われた。6年生20人のクラスでは、時間を守り、事前に定めた計画に沿って冬休みを過ごすことを確認したほか、地震などの災害発生時に慌てずに行動できるよう、これまで取り組んできた防災学習を思い返す時間を設けた。残り少ない小学校生活を悔いなく終えるため、3学期も学年全体で団結する意識を新たにした。
今野音葉さんは「勉強やスポ少などを頑張りたい。楽しい思い出をたくさんつくれるよう、一日一日を大事に過ごしたいと思う」と話した。
学級活動のあとに行われた終業式では、高室校長が各学年の2学期の成果を振り返り、それぞれの成長をたたえたうえで、「3月期は、さらに大きな目標に向かって頑張る皆さんの姿を見せてほしい。楽しみにしている」と激励した。
続いて、1、3、5学年の代表児童による発表が行われ、佐々木彩花さん(1年)、崎山琳太郎さん(3年)、袖野璃乃さん(5年)が、それぞれ2学期の思い出や冬休みの目標を堂々と語った。
式後は、冬休みの生活の注意点を全校児童でおさらい。休み明けに元気に再会し、3学期も力を合わせて学校を盛り上げていこうと意識を一つにしていた。