大船渡市の新生おおふなと商店会（伊東修代表）による「歳末・新春セール」は１月５日（日）まで、市内50店舗超で実施している。目玉企画の「新春大抽選」は本年度、５年ぶりに買い物客が会場に出向いて抽選に参加する「福引き」を同２日（木）と３日（金）に実施。各店舗では、初売りに合わせた誘客促進に期待を込める。
　年末年始に合わせたセールは、本年度で８回目。大船渡駅周辺地区のキャッセン大船渡エリア（津波復興拠点整備事業区域）やキャッセン・モール＆パティオ・フードヴィレッジ、おおふなと夢商店街、大船渡町内をはじめとした市内各店舗が参加している
　５日までの期間中に、セール参加店で３０００円の買い物・サービスで抽選券を１枚発行。５００円ごとに発行するシール６枚で参加できる。
　目玉企画の「新春大抽選」は、コロナ禍に際しては応募式で行っていた。今回は２日と３日の正午～午後５時に、おおふなと夢商店街の特設会場で抽選券を持参した買い物客らによる「福引き」を行う。
　前年度同様、郵送や各店舗にある応募箱への投函でも受け付ける。抽選券か、シールを貼った専用台紙に必要事項を記入。応募の締め切りは10日（金）。抽選を17日（金）に行ったあと、当選者に通知する。
　特等（４本）は、現金５万円。１等は「ニンテンドースイッチ」やコードレス掃除機、ホットプレート、大船渡プラザホテルのスイートルームペア宿泊券、ガソリン券（50㍑）、灯油券（１００㍑）など多彩。２等は参加各店が商品を用意する。３等は１０００円分、４等は５００円分の商品券となる。
　物価高騰が生活や商業分野広範に影響を及ぼす中、参加店舗は、年明けから初売り企画を展開。工夫を凝らした集客でにぎわいを目指す。
　伊東代表は「今月の商戦は非常に厳しかったが、この応募期間に入ってからは上向いてきた。時期に合わせた売り出しは大切。こういった機会を生かして少しでもお客さんを呼び込まなければ」と話し、力を込める。