届け 気仙のエール 佐々木朗希投手のメジャー挑戦後押し アバッセとサン・リアで寄せ書き
令和7年1月26日付 1面
米大リーグのロサンゼルス・ドジャースとのマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手(23)=陸前高田市出身、大船渡高出=の応援寄せ書きコーナーが25日、陸前高田市高田町のアバッセたかたと、大船渡市盛町のサン・リアショッピングセンターに設置された。メッセージを書き込むスペースが無くなった時点で終了するが、少なくとも今月中は設置を続ける。
この取り組みは、大船渡市の大船渡アスリート応援団と、陸前高田市の「佐々木朗希選手を応援する会」が両市役所での応援幕設置に続き、連携して実施。各会場に用意された旗は縦約90㌢、横150㌢で、青色をバックに白色で「Dodgers(ドジャース)」と記されたものと、本拠地のロサンゼルスを示す「LA」のデザインとなっている。
アバッセのパブリックスペース付近では、午前9時の開店に合わせて置き、訪れた市民らが足を止め、書き込んでいった。
メッセージを記した広田小の蒲生まつりさん(1年)は「メジャーに行くのはすごいと思う。いっぱい勝ってほしい」と笑顔。「応援する会」の伊東孝会長は「いよいよ世界の舞台で羽ばたく時。多くの人たちからメッセージをいただき、活躍を後押しできれば」と話していた。
サン・リアでは同日午後3時から、2階の「DACCO」前催事場に置いた。DACCOには親子で遊べる交流広場が整備されているとあって、幅広い世代の市民らが活躍を後押しするエールを残した。
両会場には書き込み用のペンを置いている。旗は数枚用意しているが、書き込むスペースが無くなった時点で寄せ書きは終了。佐々木投手には記したメッセージが分かる電子データを送信するなど、眺めてもらうよう調整する。
佐々木投手は陸前高田市の高田小、大船渡市の猪川小、大船渡一中と進み、大船渡高に進学。千葉ロッテマリーンズ所属時の3年前、気仙両市の成人式(現・二十歳のつどい)に出席した際には「18歳まで岩手にいた中で、ちょうど半分ずつ生活をさせていただき、自分にとってはどちらもいろいな思い出の詰まった特別な場所」といったコメントを残している。