甘いご褒美いかが 気仙の菓子店などチョコレート販売 きょうバレンタインデー
令和7年2月14日付 7面

きょう14日はバレンタインデー。気仙地区の菓子店などでは華やかな見た目のチョコレートが、買い物客の目を楽しませている。バレンタインにちなんだ関連イベントを企画しているホテルもあり、甘い物好きの関心を集めそうだ。
陸前高田市高田町のチョコレート店「サロンドロワイヤルタカタ本店」では、ガラスケースに、宝石のようなボンボンショコラ25種類を並べ、バレンタインデーに合わせ、高級感あるチョコの詰め合わせも期間限定で販売している。
店一押しのチョコは、ピーカンナッツを使用したざくざくとした食感を楽しめる「焼きショコラミルク」「焼きショコラビター」(ともに1個330円)。12種類のマカロンやパウンドケーキも堅調な人気を見せるという。
同店を12日に訪れた気仙町の50代女性は「家族用のチョコレートを購入した。贈答用にもぴったりの品ばかりで、地元にこのようなお店があるのはいい」と満足げだった。
従業員の藤田凛さん(18)は「バレンタインを機に、ぜひ地域の方々にサロンドロワイヤルの商品を味わっていただきたい」とPRする。
一方、大船渡市大船渡町の㈱サクラダ(市川喜規社長)が運営する大船渡プラザホテルでは、15日(土)に開催するイベント「バレンタインスイーツバイキング」の準備に追われている。親しい人とはもちろん、近年定着が進む〝自分チョコ〟としての集客も図り、情報発信などに努める。

大船渡プラザホテルでは15日に「バレンタインスイーツバイキング」を開く=大船渡市
同ホテルではこれまでも、季節やイベントに合わせたランチバイキングを開いており、今年は新たな試みでスイーツバイキングを企画した。
当日はガトーショコラやベイクドケーキなどのケーキ類に、果物やマシュマロを使ったチョコフォンデュの提供を予定。前日となる14日は一番の売りである手作りケーキの仕込みが控えており、調理担当の料理長らが腕まくりをする。
会場となる「ラウンジサーカス」の従業員らも、バレンタインムードを演出しようと飾りつけ作業を行うほか、今月初めからSNSを通してイベントを発信してきた。
同ホテル料飲課の村上麻衣課長は「限定の特別スイーツの提供など、イベントへ向けて用意を進めているところ。当日はご友人やご家族とはもちろん、自分へのご褒美としても来館いただけたら」と話す。
当日は午前11時30分から午後4時30分まで開催。ラストオーダーは、食事が午後2時30分で、スイーツバイキングが同4時。料理にバイキングをつける場合は500円(税込み)、バイキングのみの利用は1000円(同)。
問い合わせは同ホテル(℡26・3131)まで。
(高橋 信、齊藤 拓)