「変化と挑戦を応援」 市議会定例会初日に市長施政演述 林野火災対応で短縮
令和7年2月22日付 1面
大船渡市議会定例会は21日に開会し、渕上清市長による施政方針演述が行われた。厳しい行財政環境の状況下でも、持続可能と発展の双方につながる施策の重要性を強調し、令和4年に初当選を飾った選挙時から掲げる「未来への三本柱」を強調。変化に挑む重要性も掲げ、新たなまちづくりへのステップとなる市政運営に意欲を示した。三陸町綾里での林野火災対応が続く中、本会議は議案などの読み上げが省略され、時間が大幅に短縮された。
演述に立った渕上市長は冒頭、長期化する物価高騰などに伴う現状の不安感を指摘。市民生活や事業活動の安定、負担軽減などへの取り組みを躊躇なく実施する方針を強調した。
「重要度と緊急度がより高まっている課題は、人口減少と少子高齢化への対応」とも語り、持続可能と発展につながる施策の重要性に言及。
市内経済の基盤を固め、子どもを産み・育てる幸せの実感確保を基軸としながら、▽地元の産業を強く元気に▽若者の活躍でみんな笑顔に▽支え合ってみんな幸せに──からなる「未来への三本柱」を念頭に、将来都市像実現への決意を示した。
さらに「変化が著しい時代であればこそ、自らが変化しなければならない。変化に挑まなければならない」と力を込めた。結びには「あらゆる方々と対話を重ね、さまざまな『変化』と『挑戦』を応援するなどしながら、令和7年度が新たなまちづくりへのステップとなるよう、全力を傾注する」と述べた。
市長の施政方針演述は通常、約1時間にわたって行われる。今回、渕上市長は「通例であれば、総合計画に掲げる大綱に沿って主要施策を説明するが、林野火災の鎮圧に向け、当局、関係機関挙げて消火活動に取り組んでいることを鑑み、個々の説明は資料配布に代えさせていただく」とし、予定していた内容の冒頭と最後のみを語り、5分程度で終えた。
続いて行われた小松伸也教育長の所信表明も、詳細説明を省いた内容で行われたほか、幹部職員による議案説明も大幅に短縮。昨年の定例会初日の本会議は午後4時すぎ、一昨年は同3時近くまで続いたが、今回は午前10時20分前には散会となった。
今定例会の日程次の通り。
▽22日~26日=休会▽27日=本会議(議案審議)▽28日~3月4日=休会▽5~7日=一般質問▽3月8~11日=休会▽12日=予算審査特別委員会▽13日=休会▽14日=予算審査特別委員会▽15~18日=休会▽19日=本会議(議案審議)






