地元商品で感謝伝えて キャッセンの加茂ガーデン 「母の日」用にコラボギフト
令和7年5月8日付 6面

11日(日)は「母の日」。日頃の感謝を伝える機会に合わせ、大船渡市大船渡町のキャッセン大船渡内に店舗を構える加茂ガーデン(新沼咲子店長)は今年も、花類とともにキャッセン内外の店舗で取り扱う商品を組み合わせた「コラボギフト」の予約・販売を始めた。商品や花々の華やかさを詰めることで、地元店の活気づくりも見据える。
生花店にとって、母の日は書き入れ時の一つ。需要が高まる時期に合わせ、ともに営業する店舗と連携し、相乗効果を高めていこうと、同店では10年ほど前からコラボ商品に力を入れている。
今年はキャッセン内の「鬼椿市民雑貨店」と「ひまわり化粧品店」「菓匠高瀬」に加え、町内に店舗を構える「フェイシャル・ヘッドスパ Le:Repos(ル・ルポ)」、新たに三陸町綾里の「75珈琲(ティーエスコーヒー)」と連携。店内では見本の展示が始まり、贈る人を思い浮かべながら選ぶ楽しさがある。
75珈琲は、ドリップコーヒーバッグやチョコレートの詰め合わせ。菓匠高瀬は今年初めて、レモン味などの焼きドーナツを添える。
鬼椿市民雑貨店は用途が幅広いバスケットと組み合わせた。ひまわり化粧品店は毎回好評を集めるハンドクリーム、ル・ルポはミモザの香りが広がる日焼け止めスプレーなどが入る。それぞれに加茂ガーデンの花苗やブーケ、アレンジが付く。
いずれも限定10セットで、価格は税込み3500円。今年も購入しやすい価格にまとめ、幅広い世代からのプレゼント利用に期待を込める。予定数に達し次第、受け付けを終了。11日以外の受け取りにも対応する。
同店はこのほかにも、花々の多彩な品ぞろえで、日頃の感謝を伝えたい住民らの思いに応える。今月に入り肌寒い日が続く中、アジサイ鉢は見ごろが長く楽しめるという。
新沼店長は「それぞれの店舗の魅力を知ってもらうきっかけになればうれしい。こういった商品を通じて、地元の活気づくりや盛り上げににもつながれば」と期待を込める。