復興へ楽しく走ろう! 6月に「ファンラン」初開催 地域おこし協力隊・熊谷さん企画 五輪出場選手やユーチューバー招き
令和7年5月11日付 7面
大船渡市地域おこし協力隊の熊谷光さん(30)による初の「ファンランイベント」が、6月1日(日)午前10時から赤崎町の赤崎グラウンドなどで開催される。箱根駅伝出場など長距離ランナーとして活動した中での人脈を生かし、五輪出場選手やユーチューバーを招いて「楽しく走る」ことで交流や活気を生み出そうと企画。参加費は大規模林野火災の復興支援に充てるほか、募金活動も行う。(佐藤 壮)
熊谷さんは、三陸町越喜来出身。今年1月から協力隊となり、ITを活用したコミュニティー醸成やSNSによる情報発信を見据える。現在は高校生を中心にデジタル技術を活用した運動能力の向上を提案するほか、小中学生向けの陸上教室などにも携わる。
本格的に陸上を始めた高田高校1年時に東日本大震災が発生し、校舎が全壊。2年間は大船渡市立根町の萱中校舎で競技力を磨いた。
東京国際大の3年時には、箱根駅伝に出場し、山下りとなる復路の6区で力走した。大学卒業後は、東京の実業団にも所属した。
震災直後、支援活動で有名なアスリート選手に触れ合う機会を通じ、刺激を受けたという。「『田舎だからできない』という思いにはなってほしくない」とイベントを模索していた時に、大規模林野火災が発生。自らの経験や人脈を生かした活気・交流創出への意欲がさらに膨らんだ。
こうした思いに応えるのは、Honda陸上競技部キャプテンの伊藤達彦さんと、ユーチューバーのたむじょーさん。伊藤さんは大学で才能が開花し、東京2020オリンピックの陸上男子1万㍍に出場した。たむじょーさんは、帝京大学時代に箱根駅伝に出場し、現在は「ランニング×コメディー」をテーマとした動画が人気を集める。
午前の部は、赤崎グラウンドが会場でトークセッションや陸上教室、写真撮影会などを予定。午後1時~3時には、大船渡町のイベント飲食店「BBQ&ビュッフェ Happy」で交流・食事会を開催する。
熊谷さんは「『ファンラン』とは楽しみながら走ること。気軽に参加してもらえれば。地域活性化にもつながってほしい」と話す。

午前の部は定員50人。参加費は小・中・高生500円、一般1000円。午後の部は30人で、参加費は小学生1000円、中・高校生1500円、一般3000円。25日(日)午後5時まで専用の申し込みフォーム=別掲・QRコード=で受け付ける。






