大船渡で〝技〟極めよう さんま焼き師認定試験受験者受付中 市観光物産協会が7月11、12日に

▲ 毎年県内外から参加がある「認定試験」(昨年の様子)

 大船渡市観光物産協会(齊藤俊明会長)による「さんま焼き師認定試験」は7月12(土)、13(日)の両日、大船渡町のおおふなぽーとで行われる。火のおこし方や焼き方、提供の仕方などを学ぶ講習に加え、筆記試験も予定。同協会では、サンマにちなんだ交流人口拡大にも期待を寄せる。今月27日(金)まで申し込みを受け付ける。
 試験は、全国に向けて「水産のまち大船渡」「さんまのまち大船渡」を情報発信し、大船渡市ファンの獲得や地域力の維持、強化を図ろうと平成28年にスタート。県内外の関心を集め、認定者はこれまで600人を超え、各種イベントでも炭火焼きサンマの振る舞いを担う人材として活躍している。
 初日の12日は、午後2時から実技講習を行い、火のおこし方やサンマの焼き方などを学ぶ。
 13日は午前10時から事前研修、同11時から筆記試験を行う。試験内容は▽大船渡市の概要▽市の水揚げ状況▽サンマの水揚げ状況▽焼き方▽客への提供方法──などを予定している。
 募集人員は50人で、平成24年4月1日以前に生まれた人(13歳以上)が対象。希望者は申込書と受験票に必要事項を記入し、所定箇所に写真を添付したうえ、直接または郵送で同協会へ提出する。
 手数料は1人3000円で、当日会場で徴収。受験申込書と受験票は、同協会の「フェイスブック」に投稿した認定試験に関する記事からダウンロードできる。同協会と碁石海岸インフォメーションセンターでも配布している。
 郵便で請求する際は、郵便番号と宛先を明記して110円分の切手を貼った返信用封筒(長形3号)を同封し、同協会に送付を。申込時は、必要事項の記入に加え、自動車運転免許証サイズの顔写真2枚が必要。
 試験後、受験者全員に、「合格」「不合格」のみの結果を通知(発送)する。合格者には認定証と落款入りの記念タオルを交付。認定証の有効期間は3年間で、更新後の認定証の有効期間は5年間となる。
 認定者には、市や大船渡商工会議所、同協会が主催・後援する「さんままつり」などへのボランティア参加を呼びかけることがある。
 詳細の問い合わせは、同協会(〒022・0002大船渡市大船渡町字茶屋前7の6おおふなぽーと1階、℡21・1922、FAX47・3416)へ。(佐藤 壮)