あす、地区中総体開幕 気仙3市町会場に 地域クラブ、合同チームも

 気仙地区中学校体育連盟(会長・村上貴彦大船渡一中校長)主催の第72回気仙地区中学校総合体育大会は14(土)、15(日)の両日、気仙3市町の各会場で開かれる。気仙6校の代表選手や地域のクラブチームに所属する選手らが、県中学校総合体育大会への出場権をかけて熱戦を繰り広げる。
 生徒相互の交流親睦を深め、スポーツを通じて健全な身体を育成するとともに、明朗な精神と技術向上の促進を図る恒例大会。新型コロナウイルス禍でも感染防止対策などを講じながら続けられてきた。
 会期中は、3市町の各会場で軟式野球、バレーボール、バスケットボール、ソフトテニス、卓球、柔道、剣道、バドミントンの8競技を実施。団体、個人ともに、上位入賞者には県中総体への出場権が与えられる。サッカーは出場1チームのため、試合なしで県大会出場となる。予備日は16日(月)。
 スポーツ庁が進める公立中学校における部活動の地域移行にかかり、令和5年度の地区中総体から中学校に設置されている運動部に加え、スポーツ少年団やクラブチームなどの地域クラブ活動の参加が認められている。気仙地区においては、今大会のバレーボール男子、サッカー、剣道、バドミントンに出場があり、バレーボール男子はクラブチーム同士による代表決定戦、剣道は出場選手全員がクラブチームでのエントリーとなっている。
 また、生徒数の減少などを背景とする合同チームも増加。今大会は、軟式野球、バレーボール女子、バスケットボール男女で2校または3校合同の出場がある。
 3年生にとっては中学校部活動の集大成ともいえる中総体。本年度新たに開校した学校もある中、母校や所属クラブの誇りを胸に県舞台を目指す選手らの活躍が期待される。
 競技日程と会場は別表。