夏のまちなか盛り上げよう 7月19、20日にお天王さま祭り チャオチャオ道中おどりも実施
令和7年6月14日付 7面

陸前高田市の陸前高田商工会青年部(覚張あゆみ部長)は7月19(土)、20(日)の両日、高田町のまちなか広場周辺で「お天王さま夏祭り2025」を開く。祭りの企画の一つとして、19日夜にチャオチャオ陸前高田道中おどりを行う。昨年度は開催日が異なった夏の恒例行事である同夏祭りとチャオチャオをコラボレーションさせ、まちなかを盛り上げる。(高橋 信)
夏祭りは、高田町に鎮座する八坂神社の例祭「お天王さま」に合わせて毎年実施。地域の子どもたちに楽しい思い出を作ってもらおうと、地元の商店街が主体となって開催し、東日本大震災後は商工会青年部が手掛けている。
本年度は、高田まちなか会(小笠原修会長)が共催し、まちなか広場周辺の道路を「歩行者天国」にして催す。出店が並ぶほか、ゴスペルやダンスなどの多彩なステージイベントを行う。
さらに、昨年夏、同広場隣の商業施設「アバッセたかた」駐車場で5年ぶりに行った「チャオチャオ~みんなで踊っちゃお!~」(市観光物産協会主催)を、お天王さま夏祭りのイベントの一つとして実施する。昨年は新たな試みとして輪踊り形式で行ったが、今年は広場周辺に会場を移し、本来の「道中おどり」を復活させる。
踊り曲は『チャオチャオ陸前高田』『陸前高田音頭』『寄さこい見さこい陸前高田』の3曲。2部制で、第1部は事前申し込みが必要。第2部は誰でも飛び入りで参加できる。
覚張部長(40)は「震災前のお天王さまは高田町の子どもたちのために実施していたが、少子化、各地区の祭りイベントの減少などを受け、今は市全域の子どもたちに向けたものとして続けている。今回はチャオチャオもイベントに加わる。幅広い世代の市民に来て、参加してもらい、にぎわいを創出したい」と意気込む。
お天王さま夏祭りの開催時間は、19日が午後2時~8時30分、20日が午前11時~午後8時30分。チャオチャオは19日午後6時30分~8時ごろ(雨天時は20日に延期)。
チャオチャオ第1部の申込期間は、今月20日(金)まで。申込書は陸前高田商工会、陸前高田まちづくり協働センター、各地区コミュニティセンター、市役所、市観光物産協会で配布している。
申込先は陸前高田まちづくり協働センター。ファクス(47・4778)、または直接持参で受け付けている。問い合わせは、同センター(℡47・4776)へ。