町制70周年記念し多彩に 7月26日に夏まつり 早瀬ひとみさんのステージも
令和7年6月19日付 7面

住田町夏まつり実行委(会長・佐々木慶逸町観光協会長)は18日、世田米の農林会館で開かれた。今年の同まつりは7月26日(土)に同会館前駐車場を主会場として開催することを決め、当日のスケジュールを確認した。芸能披露や五葉山火縄銃鉄砲隊の演武に加え、町民手踊り、餅まきなど多彩な催しを予定。今年は町制施行70周年を記念し、同町出身の歌手・早瀬ひとみさんのステージも企画し、盛夏の一夜を盛り上げる。(清水辰彦)
実行委は同協会や商工会、町、警察、消防、自治公民館連絡協議会、郷土芸能団体連絡協議会、保育園、小・中学校の関係者らで構成し、この日は約20人が出席した。
はじめに、佐々木会長が「人口が減っていろいろな行事が開催できなくなってきているが、夏まつりはみんなが楽しみにしているので、ご意見をいただきながら、より楽しいものにしていきたい」とあいさつ。引き続き、開催日時や開催場所、イベント内容・関連行事などを協議し、原案通り決定した。
今年の夏まつりも、町民のイベント参加と観覧を通じた町の活性化、親睦交流を深めることを目的に掲げ、7月26日午後4時ごろから開催する。
スケジュールによると、当日は午後3時50分からすみた大正琴かっこ花の会によるオープニングイベントを行い、同4時から開会式、世田米保育園児による踊り、住田中学生によるソーラン披露、町内外の団体によるダンス、ライブ、太鼓演奏、福引菓子・餅まき大会などを予定。夕方からは早瀬さんのステージや郷土芸能披露、町民手踊り、五葉山火縄銃鉄砲隊の隊列行進・演武などを計画している。フィナーレの花火大会は8時30分から。
関連企画として、来場者には、町制70周年を記念した町のPRキャラクター・すみっこと早瀬さんのコラボうちわを配布(先着300本)。鉄砲隊のよろい試着や、地域の子どもたちがイラストを描いた「子ども灯り」の設置、「すみっこふれあいグリーティング」も行う。
同町の夏まつりは昭和中期、世田米を流れる気仙川に架かる昭和橋のたもとでカラオケ大会を開催したのが始まりといわれる。
例年7月末に、気仙の夏祭りのトップを切って開催。中学生の演舞や郷土芸能、手踊りなどが披露されている。
2年、3年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、4年は3年ぶりに規模縮小で開催。5年、6年はコロナ禍前の規模で実施された。