今年も2海水浴場開設 高田松原と広田 7月19日~8月17日
令和7年6月29日付 6面

陸前高田市は7月19日(土)~8月17日(日)、高田松原と広田の2海水浴場を開設する。高田松原は県内で先駆けて認証を受けた国際環境認証制度「ブルーフラッグ」を今年も取得し、国際基準を満たした安全・安心な海としてPRし、誘客を図る。
高田松原は今年も手ぶらでバーベキューを楽しめるエリアや、ビーチ用ベッド、パラソルなどを置いた休憩エリアを設ける。砂浜にはブルーフラッグの公式旗を掲げるほか、遊泳開始に先立ち、今月から誰でも自由に使えるビーチバレー用コートを設置している。
海開き式典は、2カ所ともに開設日前日の7月18日(金)に実施する。
両海水浴場は、東日本大震災の津波で被災。広田は平成30年の夏、8年ぶりに遊泳を再開し、高田松原は県による砂浜の再生工事を経て、令和4年、11年ぶりに復活を果たした。
市観光物産協会(熊谷正文会長)によると、昨夏は高田松原、広田ともに7月13日から8月18日まで開設。来場者数は、高田松原が1万6149人(前年比17・4%減)、広田が5629人(同8・4%増)だった。
ブルーフラッグは、デンマークに本部がある国際NGO「国際環境教育基金(FEE)」が実施する制度。市は高田松原の海洋資源を生かして集客を図るブルーツーリズム推進の一環として同フラッグ取得を目指し、昨年度、県内の海水浴場として初めて認証を受けた。1年ごとの更新制で、今年も審査を受けて取得した。
市商工観光課観光係の菅野大樹係長は「高田松原は2年連続でブルーフラッグを取得できた。この間バーベキューやスポーツエリアなど、さまざまなゾーニングをしてきたが、今年は新たにスノーピークと連携したエリアを週末限定で開設することとしている。ぜひたくさんの人に来ていただきたい」と呼びかける。
市観光物産協会は7月4日(金)まで、高田松原海水浴場で飲食を提供する出店者を募集中。12日(土)午前10時~正午には同海水浴場の海浜清掃(ビーチクリーン)を行い、参加するボランティアを募っている。
詳細の問い合わせは、同協会(℡54・5011)へ。
今年も巨大アスレチック営業/高田松原
巨大海上アスレチック「高田松原ウォーターパーク」は7月19日~8月17日、高田松原海水浴場でオープンする。
同パークは、奥州市の㈱NALU(千葉明宏代表取締役)が令和5年から同海水浴場開設に合わせて営業している。
利用は50分入れ替え制で、大人(高校生以上)2500円、子ども1500円。小学生以上(身長110㌢以上)が遊ぶことができる。小学生は保護者1人の同伴が必要。利用時間は午前9時~午後4時。
公式ウェブサイト(別掲QRコード)での事前予約が必要。当日の申し込みは空きがある場合のみ、現地で受け付ける。詳細情報の確認もサイトから。