住田町が初優勝果たす 県民スポーツ大会 ゴルフ競技成年男子の部
令和7年7月9日付 6面

第77回岩手県民スポーツ大会(旧・県民体育大会)ゴルフ競技はこのほど、軽米町のニュー軽米カントリークラブで行われ、市町村対抗団体戦による成年男子の部で、住田町が初優勝した。選手たちが3日、町役場を訪問して優勝報告を行い、関係者が快挙をたたえるとともに、今後の活躍にも期待を込めた。
ゴルフ競技成年男子の部には、延べ41チームが出場。各チーム3選手による18ホールのストロークプレーで行われ、チーム内の上位2人の合計スコアで優勝を競った。
住田町から出場したのは、山崎明満さん(60)=世田米、菅野義光さん(72)=同、佐々木吉彦さん(64)=同。結果、合計打数は150となり、2位の八幡平市Aに2打差をつけて優勝。さらに山崎さんは、成年男子の部出場選手中でベストスコアとなる74打という活躍を見せた。
これまで、県民体大会での住田町の最高成績は準優勝だったが、今大会で念願の優勝を果たした。
3日には、選手3人と町ゴルフ協会の佐賀篤会長(77)が町役場を訪問。優勝の知らせを受けた神田謙一町長と松高正俊教育長は選手たちをたたえ、さらなる活躍に向けてエールを送った。
これまでの実績で見ても県内上位の腕前だという山崎さん、菅野さん。山崎さんは「家族の理解があってこそ」と周囲へ感謝を示しつつ、「9月には県代表で日本スポーツマスターズ愛媛大会にも出場する。今月末にはシニアの東北大会があり、上位に入れば全国に行ける。狭き門だが、去年に続いて今年も全国を狙いたい」と意気込む。
菅野さんは「町のゴルフ協会のご支援で優勝でき、うれしく思う。今後も健康のためにもゴルフで体を動かしたい」と、佐々木さんは「2連覇や、3回、4回と優勝できるよう頑張りたい」とそれぞれ抱負を語った。