〝まちなか〟で水しぶきを 大船渡JCの「ウオータースプラッシュ」 8月13日に大船渡駅前ロータリーなどで開催
令和7年7月16日付 7面

大船渡市の大船渡青年会議所(大船渡JC、鎌田智理事長)は8月13日(水)、同市大船渡町の大船渡駅前ロータリーなどで、子ども向けの水遊びイベント「ウオータースプラッシュ」を開催する。昨年まで夢海公園を会場としていたが、今年は、より「まちなか」で活気を生み出そうと、産業まつりのレイアウトに近い形でプールを並べ、新たに「超巨大スライダー」も置くなど、昨年以上の盛り上がりを目指す。(佐藤 壮)

多くの子どもたちで活気づく「ウオータースプラッシュ」(昨年の様子)
大船渡JCによる子どもたちを対象とした水遊びイベントは「子どもたちが大船渡に誇りを持ってほしい」「市外や県外から大船渡に来る機会をつくり、魅力を感じてほしい」といった狙いから企画。3年目の昨年は悪天候で1日延期となったが、地域住民や帰省中の親子連れなど1000人以上が訪れた。
今年は水遊びの種類を増やすほか、より交通アクセスが充実している大船渡駅前ロータリーを会場とする。近年の産業まつりも駅前で開催し、多彩な出店を集積させてにぎわいを生み出している。
普段は公共交通車両などが乗り入れするアスファルト部分には、子どもたちが遊べるさまざまな大きさのプールを並べるほか、人工芝を敷いての「水鉄砲サバイバルゲーム」などを予定。昨年も人気を集めた「ウオーターホイール」や「キッズボード」も設ける。
今年は新たに、高さ4・5㍍からすべり落ちる「超巨大スライダー」を用意。「まちなか動物園」も予定しているほか、巨大トランポリンやキッチンカーなども並べ水遊び以外でも楽しく過ごせる空間を目指す。
昨年に続き「スプラッシュタイム」として、会場全体に水をまく企画もあり、着替えの持参を呼びかける。更衣室となるスペースも設ける。
鎌田理事長(37)は「年々パワーアップしているイベント。子どもたちに一つでも多く楽しい思い出を残したい」、片山拓弥実行委員長(29)は「会場が変わることで、もっと面白いものにしたい。まちなかに、テーマパークのような雰囲気をつくることができれば」と意欲を見せる。
入場料は3歳以上が1000円で、2歳以下は無料。開催時間は午前10時~午後4時。小雨決行。荒天中止時は8月14日(木)と同24日(日)に予備日を設けている。会場周辺には、駐車場を確保する。 各コーナーでは毎年、高校生ボランティアらが子どもたちと触れ合いながら運営を支えた。今年も参加を広く呼びかけている。
イベントの詳細を紹介するホームページと、ボランティア参加を受け付ける専用フォームにつながるQRコードは別掲。