朗希の活躍後押しを

▲ 大船渡市内の各地に「のぼり旗」を配布

市内でも「のぼり旗」掲示/大船渡

 

 大船渡市は、大船渡アスリート応援団事業の一環で、ドジャースの佐々木朗希投手を応援するのぼり旗を製作し、市内の公共施設などで掲示している。佐々木投手が高校時代まで過ごした大船渡市と陸前高田市の両市が一体となってエールを送るため、陸前高田市の「佐々木朗希選手を応援する会」と連携し、デザインを統一している。
 同応援団は大船渡市と市スポーツ協会、大船渡商工会議所、市観光物産協会、首都圏さんりく大船渡人会の5団体で構成。本市にゆかりのあるアスリートの活躍を願い、市民一丸となって応援するとともに、プレーなどからの感動に対する感謝の気持ちを表そうと活動している。
 のぼり旗製作は、メジャーリーグでの活躍を後押しするとともに、交流人口の増加を見据える。同市が実施主体となり、財源には企業版ふるさと納税「大船渡アスリート応援団事業」を活用した。
 幅60㌢、縦180㌢のレギュラーサイズを100枚、幅10㌢、縦30㌢の卓上サイズを200枚製作。公共施設や商業施設、宿泊・温泉施設、大船渡アスリート応援団構成団体に配布した。


応援する会がポロシャツ作成/陸前高田

 

オリジナルポロシャツを手にする事務局

 陸前高田市の「佐々木朗希選手を応援する会」(伊東孝会長)は、オリジナルポロシャツを作成した。背中には佐々木投手の背番号「11」と背ネーム「R・SASAKI」をプリント。事務局は「みんなで着て応援の機運を高めよう」と呼びかけている。
 白色と青色の2種類。約330着作成し、申し込みのあった会員に配った。
 同会は、本人公認の後援会組織。小学生時代の佐々木投手を指導したスポ少関係者や佐々木投手の家族の昔なじみなどの市民有志が中心となり、令和4年3月に発足した。6年の会員数は約1200人だった。
 今季、大谷翔平選手、山本由伸選手が所属するドジャース入りを果たし、大リーガーとなった佐々木投手。これを受け、応援する会は会員証や各地に掲揚しているのぼり旗をドジャーブルーカラーに刷新し、公式ホームページも立ち上げた。
 6月には、米大リーグ(MLB)主催のプロジェクトの一環で、高田町の「陸前高田アムウェイハウス まちの縁側」そばに、佐々木投手をモチーフにした特製マンホールカバーが設置された。同会はこの絵をデザインしたオリジナルポスターも作成した。
 応援する会事務局は「ポロシャツはこれからの登板日などにみんなで着て、佐々木投手のメジャーでの活躍を後押しできるよう、地元から応援していきたい」と話す。