診療所患者数は微減 国保運営協で実績報告 大規模林野火災の影響も
令和7年8月29日付 1面

大船渡市国民健康保険運営協議会(刈谷忠会長、委員12人)は27日、市役所で開かれ、市当局が令和6年度国民健康保険特別会計の事業勘定と診療施設勘定の各決算を報告した。三陸町内にある3診療所、1歯科診療所を合わせた施設利用者は、前年度比で1・4%減少。診療施設勘定における一般会計からの繰入金は18・3%増加した。
委員11人が出席。市当局から事業勘定、診療施設勘定の決算報告に続き、7年度事業勘定補正予算の諮問事項をいずれも原案通り承認。諮問事項は市議会9月定例会に上程される。
国保事業では、三陸町内で綾里、越喜来、吉浜の各診療所と綾里歯科診療所を運営している。施設利用者総計は前年度比236人減の1万6753人。診療報酬収入は同864万円減の1億1129万円だった。
6年度の繰入金は一般会計から7030万円、事業勘定から1690万円で、合計8720万円。前年度を1350万円上回った。市は要因として、診療収入減少や人件費増を挙げる。
説明によると、綾里と吉浜ではそれぞれ、週2日平日午前に内科診療を行った。綾里の延べ患者数は793人で前年度比66人減、吉浜は922人で同10人増。綾里診療所は大規模林野火災の影響で休診に見舞われ、吉浜診療所で補完対応が行われた。
越喜来診療所は毎週月~金曜日の午前と午後に小児科と内科の各診療を行っているほか、訪問診療や個人・事業所の健診にも対応。4年度までは延べ患者数は7000人台で推移していたが、市内の小児科診療所閉院などを受け、5年度に1万103人となった。6年度は1万74人と前年並みの水準で推移した。
綾里の歯科診療所も平日の午前と午後に診察を行い、乳幼児らの歯科健診や訪問診療にも随時対応。延べ患者数は4964人で、前年度比151人減少。大規模林野火災の影響を受け、診療日数が例年よりも少なかった。1日平均患者数は22・1人で同0・5人増加した。