実りの秋 実感の一日に 農畜産物販売やステージなど 3回目の「JAまつり」
令和7年10月26日付 7面
大船渡市農業協同組合(猪股岩夫組合長)による令和7年度「JAまつり」は25日、同市大船渡町のJAおおふなと本店・大船渡支店で開かれた。3回目の開催となった会場には、気仙の農畜産物が並び、多彩なステージイベントや展示などを展開。世代を超えた多くの人々が来場し、実りの秋を実感しながら楽しい一日を過ごした。(三浦佳恵)
JAまつりは、気仙3市町の枠組みによる新たな農業イベントとして、令和5年度に初開催。本年度も各市町が協賛し、大船渡青果㈱、五葉地域振興㈱、㈱東海新報社が後援した。
この日はオープン前から市民らが足を運び、地元産の野菜や果物、花きなどの販売コーナーは早くからにぎわいにあふれた。
ステージイベントは、農産物品評会・フラワーコンテストの表彰式で開幕。続く開会式では、猪股組合長が2月の同市大規模林野火災に対する各地からの支援に感謝し、「今年も猛暑により農作物の作柄が心配されたが、生産者の努力により、豊穣の秋を迎えられた。本日は、安心・安全な農畜産物を買い求め、地域農業の応援団になってほしい」とあいさつした。
来賓の神田謙一住田町長、姉妹農協・JAさがえ西村山(山形県)の安孫子常哉組合長は祝辞を贈り、まつりの盛会を祈念。テープカット、餅まきが行われると、会場は活気に沸いた。
このあと、ステージではチンドン「寺町一座」、キッズダンス「Mignon Dance Circle(ミニョンダンスサークル)」、県立大船渡東高校太鼓部、お笑い芸人・くまだまさしさんが登場。熱演の連続で会場を盛り上げ、来場者から大きな拍手が送られた。
キッズダンスのステージに出演した同サークルの草別虹瑚さん(高田小4年)は、「ロックダンスだったので、踊る時にちゃんと体の動きを止めるように意識した。ステージで踊れて楽しかった。また出たい」と話していた。
駐車場では、林野火災からの復興応援も込めて、地元の新鮮な農畜産物、Aコープ商品、菓子などの加工品を販売。子ども向けの縁日コーナーも設けたほか、「米崎りんご」の詰め放題、JA青年部によるミニトマトすくいも好評を博した。
新米を使った炊き込みご飯、パック牛乳、JAさがえ西村山の協力による山形の芋煮汁やもつ煮の無料振る舞いには長蛇の列ができる人気ぶりで、来場者らを喜ばせた。農産物品評会・フラワーコンテストの展示会、気仙の園児らが出品したぬりえ展、いす型装置で地震動を体験できる防災教室、JA女性部「手芸の会」の作品展示なども多くの関心を集めた。
会場では、大規模林野火災の被災地を支援しようと募金活動を展開。10年度に募集停止の方向が示されている、大船渡東高食物文化科の存続を求める署名への協力も呼びかけられた。
家族で訪れた山下智之さん(綾里小5年)と妹の千陽さん(同4年)は、防災教室や縁日コーナーなどをまわり、もつ煮に舌鼓。智之さんは「もつ煮がうまい。もう1杯食べたい」と、千陽さんは「おかわりしたいぐらいおいしい」と話し、笑顔を見せていた。
農産物品評会・フラワーコンテストの入賞者は後日紹介。





