ピーカンナッツの魅力知って サロンドロワイヤルがレシピ本 陸前高田のグルメ紹介コーナーも

▲ 発表会でレシピ本を手にする参加者

 チョコレートやスイーツ製造・販売を手がける㈱サロンドロワイヤル(前内眞智子代表取締役社長、本社・大阪市)は、北米原産のクルミ科の木の実「ピーカンナッツ」を使った料理レシピ本を発行した。令和4年と7年に開催した全国ピーカンナッツレシピコンテストの応募作品から厳選した約40品を掲載。同社の若手社員目線でまとめた陸前高田市のグルメ、観光の魅力を紹介するコーナーも設けた。栄養満点のピーカンナッツを日々の食卓に取り入れるアイデアを提案するとともに、陸前高田の一端を知ることができる一冊となっている。(高橋 信)


 レシピ本『ピーカンナッツが創るあたらしい暮らし 陸前高田とともに』はフルカラー80㌻。第2、3回レシピコンテストの上位作品のほか、両コンテスト応募作品の中からのえりすぐりを「サラダ・ソース・おつまみ」「スープ・メイン・ごはん・麺」などのジャンル別に掲載した。
 本の後半に、同社の若手社員3人が市内の飲食店やカフェ、居酒屋、県立陸前高田オートキャンプ場の計16店舗の食レポコラムなどをまとめた紹介コーナーを加えた。
 本の発表会は高田町のサロンドロワイヤルタカタ本店で10月30日に開かれ、佐々木拓市長や関係者ら約20人が出席。社員から本の説明を受けたあと、同社のパティシエが作った豪華なケーキやマカロン、チョコレートを味わいながら交流した。
 同社の本社でECサイトの運営などを担当する木下映絵さん(25)は、食レポ係を務め、「陸前高田は海も山も近くて、本当においしいものばかり。震災という悲しい出来事だけでなく、たくさんの魅力があるということをこの冊子を通じてアピールできたらうれしい」と話した。
 陸前高田市、サロンドロワイヤル、東京大は平成28年から、ピーカンナッツを活用した農業振興と地域創生を図る産官学プロジェクトに取り組む。
 同社は市が整備した産業振興施設内に、令和4年、加工工場を併設した東北エリアの旗艦店「タカタ本店」を開業。3度開催した全国レシピコンテストで集めたレシピが500を超えたことを踏まえ、レシピを普及しようと、本年度、市内団体や有志などと連携した料理教室「ピーカンキッチン」の定期開催を始めた。
 佐々木市長は「レシピ本でさまざまな食べ方を知ってもらい、ピーカンナッツの可能性が広がればいい」と期待を込めた。
 前内代表取締役社長は「素晴らしいレシピが集まり、レシピ本を活用してPRしたい。社員にも大変頑張ってもらい、見応えのある一冊になった」と胸を張る。