〝つながり〟など学ぶ 県内外の社会人来町 ラーニングワーケーションで
令和7年11月9日付 8面
住田町内で5日から8日まで、学習(ラーニング)と休暇(バケーション)の要素を兼ね備えた働き方(ワーク)で企業と地域がつながり、その地域ならではの体験を深める「ラーニングワーケーション」が行われた。県内外からの参加者が町内各地を巡り、今後の業務に生かそうと、地元民らとの交流を通して人と人とのつながり、仕事への向き合い方などについて学びを深めた。
ツアーは、関係人口創出のコーディネートなどを担う「おとりもち」を個人事業主として営む植田敦代さん=世田米=が受け入れて実施したもの。
全国的に人口減少が進行し、各地で関係人口の創出が注目を浴びている中、おとりもちでは令和3年、人材育成支援、出版事業などを展開する㈱日本能率協会マネジメントセンターのアドバイスを受けながらラーニングワーケーション希望者に提供する同町でのプログラムを考案し、同12月にモニターツアーを実施。その参加者の意見を反映させたうえで、4年から本格的なツアーを展開している。ラーニングワーケーションは、モニターツアーを含め今回で6回目となった。
今回のツアーには、東京都や盛岡市から20代~40代の会社員5人が参加。初日は、世田米のイコウェルすみたを訪問したほか、住民交流拠点施設・まち家世田米駅、町役場などを巡った。
6日は下有住の吉田樹苗(吉田正平代表)を訪問し、杉林や事務所を見学。吉田代表から仕事への思いも聞いた。
7日は県立住田高校で出前授業を実施。1年生と一部3年生合わせて25人を前に、社会人たちは住田での学びを踏まえたうえで「住田町らしさである人のつながりを大切に」「コミュニケーションと信頼関係の構築を大切に」「今取り組んでいることは、必ずみんなの力になる」などとメッセージを送った。
東京都から参加した峰添大樹さん(34)は「住田はまちの方々がオープンマインドで接してくれる。高校生や60代の方と意見交換もでき、密度の濃い時間を過ごすことができた」と振り返り、「現代は仕事を個々人という〝点〟でやっているところもあるが、住田で学んだ『人とのつながり』を今後の業務に生かしたい」と話していた。






