早咲き種やサザンカ開花 世界の椿館・碁石 まつりやサミット開催控え(別写真あり)
令和7年12月10日付 7面
大船渡市末崎町の世界の椿館・碁石では今月に入り、早咲き種やサザンカなどが咲き始めている。来年1月25日(日)には第29回つばきまつりが開幕するほか、3月14(土)、15(日)の両日には市内では2度目の開催となる全国椿サミット大船渡大会が控える。関係者は本格的な開花シーズンにかけてのにぎわいに期待を込める。
館内では10月中旬から行われていた温室の屋根ガラス修繕工事が終わり、今月3日から通常開館している。600種以上、約700本を展示しており、まだオフシーズンで開花は少ないものの、あずまや付近に並ぶ品種が花を咲かせているほか、つばきまつりの品種人気投票で毎年上位に入る「玉之浦」も、濃い紅色と縁取りの白色で魅せる。
9日は、大船渡つばき娘の3人が写真撮影のため来訪。かわいらしい花々を見上げ、笑顔を交わしていた。
つばき娘の畑祥乃さん(27)=市観光物産協会=は「とてもたくさんのツバキがある。これから勉強して品種を覚え、少しでも説明できるようになれば」と話していた。
本年度のつばきまつりは1月25日~3月22日(日)が期間で、2月9日(月)と同24日(火)、3月9日(月)を除く54日間開催。開館時間は午前9時~午後5時で、イベント開催は同2時まで。
初日は開催セレモニーに加え、大船渡東高校の太鼓演奏を予定。さらに、県内のテレビ番組でおなじみの天津木村さんと、農業と芸人活動を両立させるよこっちピーマンさんによるトークショーも行われる。2月15日(日)には末崎こども園による「こども七福神」披露や椿クレープ販売、3月8日(日)は花の栽培講習会など、今年もツバキの開花期に合わせて芸能や食、花に関する企画を充実させる。
3月14、15日の第36回全国椿サミット大船渡大会は「椿に託す感謝の思い 復興の歩みを未来へ」がテーマで、1000人の参加を目標に掲げる。初日はリアスホールでのステージ事業が中心で、15日に椿館を巡る視察を予定している。
椿館は現在、オフシーズン料金を適用。入館料は大人200円、小中学生100円。開館時間は午前9時~午後5時。休館日は毎週月曜日。問い合わせは同館(℡29・4187)へ。






