復興を願い 猫用品誕生 大船渡市林野火災の被災木活用 盛岡の企業が商品化 爪とぎとおもちゃの2種類 予約受け付け中
令和7年12月12日付 7面
盛岡市で猫専用アイテムの製造・販売を行うクロス・クローバー・ジャパン(太野由佳子代表取締役)は、2月に発生した大船渡市大規模林野火災で焼損した被災木を活用し、室内飼い猫向けの爪とぎ「がりがりマット」とおもちゃ「ちょいちょいBOX」を商品化した。販売予約を受け付けており、太野代表は「被災木の利用が課題となっていることを知らない人も多い。製品を通じて全国の人に課題を知ってもらい、さまざまな企業で被災木の利活用が広がれば」と願う。
大規模林野火災で発生した被災木の中には、外皮は炭化したものの、内部の部材は通常の県産木材と同等の品質と強度があることが確認されている。被災地の復興に向け、被災木の活用は課題となっていた。
商品に使用した樹種はスギで、花巻市の木工職人に加工を依頼。がりがりマットは縦48㌢、横36㌢、高さ4・5㌢で、多頭飼育や大型猫にも対応するサイズとした。木製の枠に段ボール製の爪とぎ(同社価格2枚で税込み1980円)を格納し、使用する。
ちょいちょいBOXは、縦44㌢、横10㌢、高さ10㌢の箱型。壁面に大小さまざまな穴を開け、猫が内部の木製ボールなどに触れたり、取り出したりして遊べるような仕様にしている。
同社が展開する猫用品ブランド「nekozuki(ネコズキ)」のECサイト(https://kurokuro.jp/)で取り扱い、予約を受け付けている。初回生産分はがりがりマット30台、ちょいちょいBOX10台で、被災木の入荷量に応じて順次生産する。
価格は、いずれの商品も税込み1万5500円。詳細はネコズキのECサイトから確認できる。





