冬休みに期待膨らむ 気仙3市町 小学校の終業式ピーク(別写真あり)

▲ 終業式後はクラスごとに2学期の振り返りなどを行った=大船渡小

 気仙3市町の小学校12校で24日、2学期の終業式が行われた。児童らは出来事を振り返るとともに、長期休暇を迎えるにあたって生活の注意点を確認。インフルエンザなど感染症対策の大切さも心に留め、待ちに待った冬休みに胸を弾ませた。
 大船渡市大船渡町の大船渡小学校(堀井秀郷校長、児童145人)では、堀井校長が「2学期は、あいさつや掃除にしっかりと取り組み、人の話をよく聞くといった当たり前のことを一人一人が頑張っていた。今月は地震も発生し、津波の危険もあった。休み中は皆さんが自分で判断しなければいけない場面も増える。家族と話し合って命を守ってほしい。年明けに元気な姿で会いましょう」とあいさつした。
 児童を代表して岩﨑心音さん(2年)、熊谷凜さん(4年)、松岡航平さん(6年)が、2学期に頑張ったことや、冬休みへの期待、3学期の目標を発表した。
 冬休み中の生活について注意点を共有した児童たちは、クラスごとの学級活動に移った。
 クラスで改めて2学期の成果を振り返り、休み中の過ごし方を確認する場を設けたほか、清掃活動も展開。教室に加え、昇降口や廊下、トイレなどの共有スペースも隅々まで磨き、高学年が低学年の手助けをする姿も見られた。休み明けの学校生活を気持ち良く始められるよう願った。
 1年生と一緒に昇降口を清掃した小西綾音さん(6年)は「2学期はマラソン大会や学習発表会など、大きな行事が多かったが、その全てで頑張ることができた。3学期で小学校生活も終わりなので、みんなと仲良く過ごし、中学生になる準備もしっかり行いたい」と話していた。
 気仙の小学校は、25日に残りの6校が終業式を行い、全ての児童が冬休みに入る。