海面にも冬のきらめき 太平洋セメントに電飾ともる
令和7年12月30日付 7面
▲ 1月5日まで太平洋セメント大船渡工場をライトアップ
大船渡市赤崎町の太平洋セメント㈱大船渡工場(中島卓哉工場長)は令和8年1月5日(月)まで、同工場のライトアップを実施している。静かな湾内に映し出されるきらびやかなイルミネーションがさえざえとした冬の夜を彩り、年末年始の大船渡のにぎわい創出にも一役買いそうだ。
大船渡工場は今年6月、同市を盛り上げる一助にしようと、セメント原料を高温焼成するのに使う「キルン」のライトアップを試験的に実施。8月に行われた三陸・大船渡夏まつりに合わせて本格的に点灯を行った。今回の企画は市と大船渡商工会議所(米谷春夫会頭)の要望を受けてのもので、クリスマスイブの今月24日から日没後の大船渡を飾っている。
夏よりもイルミネーションの設置場所を増やし、1号キルンタワーのほか、大船渡町の「みなと公園」真向かいに望む出荷桟橋などでも明かりを点灯。電飾は地上で輝くばかりではなく、湾内の海面にも反射し、きらめきを増している。
同町のおおふなぽーと、キャッセン大船渡エリアなどでは1月12日(月・祝)まで、大船渡市観光物産協会(齊藤俊明会長)によるイルミネーション事業「おおふなとの灯2025」も行われていることから、中島工場長は「まちなかと合わせて、彩りを添えたい」とし、「年末年始に帰省する方々にも、『大船渡が明るくなった』と思ってもらえたら」と話していた。






