前進へ積極的行動を 気仙3市町で新年交賀会 各界の代表者集い決意(別写真あり)
令和8年1月6日付 7面
官公庁や多くの民間事業所で令和8年の仕事始めを迎えた5日、気仙3市町では年頭あいさつの場となる新年交賀会が開かれた。今年のえとは、ウマに当たる「午」。スピードや行動力、社交性、力強く前進する象徴とされる中、集まった各界の代表者は、山積する地域課題の打破に向け、積極的な行動を誓い合った。(佐藤 壮、高橋 信、清水辰彦)
椿サミットや林野火災復興に意欲/大船渡
大船渡市の新年交賀会(市、大船渡商工会議所、市農協、市水産振興連絡会主催、市各種女性団体連絡協議会、大船渡青年会議所共催)は、大船渡町の大船渡プラザホテルで開かれ、約150人が出席した。
市民歌斉唱に続き、年頭あいさつで渕上清市長は「なんと言っても、大規模林野火災に奔走した年だった」と昨年を振り返った。一方で、明るい話題として大船渡中と末崎中の統合で誕生した新生・大船渡中を挙げ「賢く縮むことが大切。縮むことは、決してマイナスイメージではない。未来を担う若い人たちの望む姿がどうあるのかを見定め、元気に暮らすまちにしていく。これには完成形はなく、変わり続けることが重要」と語った。
今年に関しては、3月に予定されている全国椿サミット大船渡大会の成功に加え、林野火災からの復旧・復興事業の推進、さらなる子ども・子育て支援の充実、地域経済を支える地場企業の振興などに意欲を示した。若い世代の行動によるまちの活性化にも触れながら「私自身、丙午の今年、動いて、動いて、動いて、動いていく」と締めた。
引き続き、木戸口英司参議院議員、千葉盛県議らが祝辞。猪股岩夫市農協組合長の音頭による乾杯後は歓談となり、出席者が笑顔で年頭のあいさつを交わしながら、飛躍を誓い合った。
震災15年見据え復興の思い一つ/陸前高田
関係者を前に披露された祝賀の舞=陸前高田市
陸前高田市の新年交賀会は、高田町のキャピタルホテル1000で開かれた。出席者は、東日本大震災発生から15年を迎える同市のまちづくりを関係者一丸となって進めていこうと思いを一つにした。
市や商工会、農協、漁協などの各種団体が主催する新年の恒例行事。約90人が出席し、自民党の鈴木俊一幹事長(衆院岩手2区)の秘書で長男の俊太郎氏も臨んだ。
主催者を代表し、陸前高田青年会議所の古谷恵一理事長が「復興事業によるハード整備が完了した今、求められているのは整えられたまちを生かした、さらなるにぎわいと活力を呼び込むこと。これまでたくさんの方々が築いてきた伝統や経験に、私たちの行動力を掛け合わせ、新しいにぎわいを共につくり出していきたい」と決意を語った。
佐々木拓市長は、米大リーグ・ドジャースの佐々木朗希投手や陸上男子やり投げの長沼元選手ら市出身アスリートの活躍、大船渡市で発生した大規模林野火災など昨年を振り返ったうえ、「防災の重要性がますます増している。物価高騰が続いており、早期の対策実施に向けて取り組んでいく」と語った。
俊太郎氏、佐々木茂光県議らも登壇し、あいさつを述べた。日本舞踊・若柳流名取、若柳桜花(本名・村上安子)さんが祝賀の舞を披露したあと、陸前高田市議会の及川修一議長の発声で乾杯し、祝宴に入った。
まちづくりへ価値観共有を/住 田
関係者約120人が思いを一つにした交賀会=住田町
住田町の新年交賀会は世田米の松嶋家で開かれ、関係者約120人が出席して新年を祝った。
交賀会は、町商工会、町、町自治公民館連絡協議会、町社会福祉協議会、大船渡市農協、気仙地方森林組合、住田ライオンズクラブで構成する実行委(委員長・千田明夫商工会長)が主催。
千田会長は町制施行70周年を迎えた昨年を振り返りながら、「今年は大きな節目の始まり。これから始まる急速なグローバル社会において多様な価値観を共有しながら、新たな文化、産業を育んでいかなければならない」と出席者に語りかけた。
加えて、県立住田高校が本年度、文科省からDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進校に新規採択されたことを取り上げ「これから、新たなデジタル社会への挑戦が始まる。これを契機に、それぞれ自分自身のアップデートを図りながら、高市総理が話していたように、これまでの生活の不安、課題を未来社会の希望に変えていくスタートになれば」と新年への期待を込めた。
神田謙一町長、佐々木春一町議会議長もあいさつを述べ、泉田義昭町社協会長の発声による乾杯後は、和やかな雰囲気の中で歓談。終盤には地元選出の佐々木茂光県議も駆けつけ、祝いの言葉を贈った。






