民間活用に向け公募へ 旧有住中学校 3月にプロポーザル実施
令和8年1月7日付 7面
住田町は、旧有住中学校の校舎と校庭、体育館の利活用を図るため、3月に公募型プロポーザルを実施する。同校は令和5年度末、世田米中学校との統合に伴って閉校。以降は使用されておらず、地元からも活用を求める声が上がっている。町では民間活用によって産業振興や雇用創出、地域活性化を進めていきたい考え。(清水辰彦)
旧有住中学校校舎は、昭和46年に下有住、上有住、五葉の3中学校を統合して有住中が誕生した翌年に建設された。世田米中との統合に伴い閉校となり、現在は体育館と運動場を上有住地区公民館、校舎を町がそれぞれ管理している。
地域住民や議会からも利活用を求める声が寄せられており、町は令和6年度に役場内部で検討委員会を開き、利活用案を募るとともに7年度には企業誘致の働きかけを行ったが、民間側からの動きはない状況だった。
今回、広く民間からのアイデアも募ろうと、提案内容や企業の実績などを総合的に評価して、最適な提案者を選定する方式である公募型プロポーザルを実施する。参加は、国内に事務所、事業所または住所がある法人または個人が対象。
校舎は延べ床面積3419平方㍍、体育館は同918平方㍍、グラウンドは約1万600平方㍍、テニスコートは約1万平方㍍。電気は廃止予定、電話は廃止済みで、上水道は簡易水道接続、下水道は浄化槽50人槽となっている。立地は、土砂災害、河川浸水ともに区域外。
事業の実施は▽施設の貸し付けによるものとし、産業振興・地域経済活性化に資する事業や地域コミュニティーの活性化、にぎわい創出、地域振興への寄与が見込まれるもの▽施設および施設周辺環境の特色を生かしつつ保全することを基本とした利活用を図ること▽施設貸し付け後、速やかに提案事業に着手し、おおむね5年以内に事業計画に基づく施設全体の使用を開始すること──などを要件とする。
今後は、28日(水)まで現地見学会の申し込みを募集し、30日(金)に見学会を開催。質問書の提出、回答を経て、2月24日(火)を期限にプロポーザルの参加申し込み書を受け付ける。
貸し付け参考額は、土地と建物合わせて476万円だが、残存価格などによる評価額を基礎に算出したもので、最低貸し付け価格ではなく、参考賃料を下回る価格での提案も可能。
プレゼンテーションとヒアリングによる審査会は3月19日(木)を予定しており、その後、優先交渉権者を決定したうえで住民説明会などを開いて8月中旬以降に契約となる。
町総務課では「地元住民の思いが詰まった建物でもあるので、地域の活性化に向けて、有効に活用していただけたら」と話している。
詳細は町ホームページでも確認できる。問い合わせは町総務課防災管財係(℡46・2112)まで。






