東高生から「かまもち」学ぶ シルバー人材センター 初の郷土料理講習会(別写真あり)

▲ 陸前高田市シルバー人材センターが東高生を招いて郷土料理講習会を開催

 公益社団法人陸前高田市シルバー人材センター(佐々木正博理事長)による「郷土料理講習会」は9日、同市米崎町の米崎地区コミュニティセンターで開かれた。県立大船渡東高校(今野晋校長)の食物文化科3年生4人を講師に招き、気仙に伝わる郷土料理「かまもち」の作り方を学び、世代を超えた交流も深め合った。
 講習会は、文化・芸術に親しみ、高校生と会員が交流を深める機会にしようと初めて企画。昨年11月、同校生徒が大船渡市内で開いた郷土料理伝承会がきっかけとなった。
 会員11人が参加。講師は、同科の課題研究「食と郷土料理班」に所属し、かまもちの習得、伝承活動に取り組んでいる金野悠人さん、佐藤美羽さん、平田瑞希さん、原ゆいらさんが務めた。
 会の中では、佐藤さんと平田さんが、実演を交えてかまもちの作り方を紹介。あんや生地の作り方、こつを説明し、会員らは4班に分かれて調理に臨んだ。
 各班には生徒が1人ずつつき、細かい作り方のポイントを伝えながら会員らと一緒に手を動かした。互いに調理を楽しみながら会話にも花を咲かせ、和やかな時間の中で作業を進めた。
 完成したかまもちは、学校側が用意した吸い物と一緒に試食。参加した会員からは「細かいポイントを教えてもらえた」「さっそく作ってみたい」「孫に作ってあげたい」などの感想が聞かれた。
 千葉繁さん(72)=気仙町=は「生徒たちが親切丁寧に作り方を教えてくれてありがたかった。郷土料理を伝承していて素晴らしい。家でも実践したい。また高校生から料理を教わったり、交流する機会があれば」と喜んでいた。
 講師として説明役を務めた佐藤さんは、11月の伝承会に参加できなかったため、今回初めて教える側を経験した。「初めての講習会で説明が変になったりもしたが、皆さんの手際がよく、教えることがないほどに上手だった。楽しかった」と話し、充実した表情を見せていた。