物価高騰対策へ各種事業 商品券や省エネ家電購入補助 町議会臨時会で補正予算を可決

▲ 物価高騰対策事業を盛り込んだ一般会計補正予算を可決した臨時会

 住田町議会は13日、臨時会を開き、令和7年度一般会計補正予算(第6号)を可決した。補正予算には、物価高騰対策事業としてプレミアム率100%の商品券「使って応援住田チケット『すみチケ2026』」の発行や省エネ家電購入補助などを盛り込んだ。町では各事業の早期実施を目指しており、物価高騰の影響を受ける町民の暮らしを支えていく。(清水辰彦)

 

 臨時会には全12議員が出席し、7年度一般会計補正予算を賛成多数で可決。同補正予算は、歳入歳出にそれぞれ1億2362万円を追加し、総額を55億8811万円とするもの。
 主な歳出として、「すみチケ」発行に1億円、省エネ家電購入促進事業補助金に500万円、生活困窮者生活応援給付金に1799万円を計上した。物価高騰対策事業の財源にはいずれも、国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用していく。
 このうち、「すみチケ」は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う町独自の経済対策として、令和2年度に初めて発行。同年度は飲食業の支援を視野に入れたプレミアム率100%の「食べて応援住田チケット『すみチケ』」、対象業種を拡大した同じくプレミアム率100%の「使って応援住田チケット『すみチケ+』」などを販売。
 3、4年度は「すみチケ+」を追加販売し、5、7年度はプレミアム率50%で発行して物価高騰に苦しむ事業者、町民を幅広く支援してきた。
 「すみチケ2026」は、プレミアム率100%で発行。500円券20枚を1セット(1万円分)とし、5000円で販売する。これまでの「すみチケ」は世帯ごとの購入だったが、住民票登録となっている個人を対象に、年齢制限を設けず1人4セットまで購入可能となる。
 個々での購入により、1世帯あたりで利用できる枚数も増えることから、消費の幅も広がる。町では「なるべく早い時期に利用を開始したい」としている。発行は約2万セット、利用期間はおおむね6カ月ほどを想定している。
 一方、省エネ家電購入促進事業補助金は、交付要件の詳細を検討中だが、現時点ではエアコンや冷蔵庫などの購入に対して購入額の2分の1、最大5万円の補助を予定。利用は100世帯を見込む。LED照明など他の商品に関しては、需要などを踏まえたうえで補助対象に含むかどうかを検討。年度内を含めて早期の開始を目指す。
 生活困窮者生活応援給付金は、高齢者世帯、障害者世帯、ひとり親世帯、生活保護世帯合わせて500世帯ほどを対象に見込んでおり、世帯主に3万円を給付し、家族構成によって金額が加算される。支給は早ければ2月中となる。
 このほか、議員定数・報酬等検討特別委員会を設置。議長を除く11議員で構成し、水野正勝議員が委員長に就いた。
 令和5年、同元年、平成27年と過去3回の町議会議員選挙が無競争となったことなどを背景に、議員の定数や報酬、議会のあり方等について調査・検討していく。今年9月の議会定例会において結論の報告を行いたい考え。