綾里フラペチーノが2位 新春ロード駅伝一般男子 地元勢が活躍し盛り上げる
令和8年1月15日付 6面

3連覇を逃すも4位と健闘した大船渡一男子
大船渡市盛町内などをコースとして11日に行われた「大船渡新春ロードレース大会2026」(同実行委など主催)の駅伝の部一般男子で、大船渡陸上倶楽部メンバーや大船渡にゆかりのある選手らで構成するチーム「綾里フラペチーノ」が2位入賞を果たした。同女子では、地元出身選手を含む「Team Bright」が3位入賞。中学男子では、大船渡一が3連覇を逃したものの、クラブチームが台頭する中で4位と健闘するなど、気仙勢の活躍が大会を盛り上げた。
綾里フラペチーノは、大船渡陸上倶楽部メンバーの千田翔平選手(34)=三陸町綾里=が、親交のある陸上仲間に声をかけ結成したチーム。昨年は惜しくも4位に終わったが、今大会は、昨年から同市地域おこし協力隊員として活動し、箱根駅伝や実業団駅伝などで活躍した熊谷光選手(31)がメンバーに加わり、入賞を目指してレースに挑んだ。
67チームが出場した中、1区は小梨陽希選手(26)が3位で好スタートを切ると、2区は千田選手が1人抜いて2位でたすきリレー。3区の布谷基選手(29)も2位をキープしたまま、アンカーの熊谷選手にたすきを渡した。
1位との差は43秒あり、逆転は難しい状況だったが、熊谷選手は豊富な経験を生かす走りで順位を維持したままフィニッシュ。東京国際大4年以来、約9年ぶりの出場となった熊谷選手は「多くの声援の中で楽しく走ることができたし、自分自身の活動に向けての刺激にもなった。ポートサイドマラソンがなくなり、大船渡の大きな大会は年1回のこの大会しかないが、さまざまな土地から参加があり、地域の活性化につながる。競技普及のためにも、地元のマラソンや陸上競技の発展の力になれるように、今後の取り組みを考えたい」と見据えた。
千田選手は、昨年2月の大規模林野火災で避難生活を経験。自宅は間一髪で被害を免れたが、裏山のすぐそこまで火が迫った。今大会のチーム名には、被災した地元に明るい話題を届けようとの思いで「綾里」の名前を入れたという。
「念願の入賞を果たすことができ、感無量だった。改めて、陸上が楽しいと思えたし、他チームとも交流できて良かった」と振り返り「ランナー以上に、大会運営や補助など、たくさんの人が関わってくださっていることに感謝している。2位まで来たので、次は優勝を目指して頑張りたい」と意気込む。
一般女子では、Team Bright(花巻市)のメンバーとして、大船渡陸上倶楽部の鎌田菜々子選手(27)と大船渡高出身の阿部風薫選手(25)が出場。阿部選手が2区、鎌田選手が4区を走り、2年連続の3位入賞に貢献した。
中学男子では、大船渡一が3連覇に挑んだ。
1区は主将の佐藤勇希選手(3年)が3位につけると、2区の長谷川翔太選手(2年)が一つ順位を上げた。3区の熊谷柊翔選手(3年)、4区の佐藤咲弥選手(同)はバスケットボール部で培った脚力で食らいつき、4位でのゴールとなった。
佐藤主将は「中学最後の大会を悔いなく終わろうと、3連覇を目指して走った。みんなが粘りの走りを見せてくれて、3連覇はできなかったけど、4位で終われて良かった」と涙を拭い、「陸上がきついと感じた時も、家族の言葉に背中を押され、仲間に支えられ、東北大会にも行くことができた。バスケ部から出てくれた2人にも感謝している」と話していた。
※綾里フラペチーノ▽監督兼選手=千田翔平▽選手=小梨陽希、布谷基、熊谷光、道ノ下拓也、西舘尋也
※Team Bright▽監督兼選手=藤井彩菜▽選手=阿部風薫、石川千尋、鎌田菜々子、冨澤洋子、小笠原楓
※大船渡一男子▽監督=佐藤広一▽選手=佐藤勇希、長谷川翔太、佐藤咲弥、熊谷柊翔、紺野港、細谷航士郎






